なるほど意外なペットの雑学/第8回

フェレットは生まれた場所で特徴が違う!?

2011.10.07 FRI


ピンクの鼻と丸い耳がキュートなフェレット 画像提供:mobiez.jp/PIXTA
かわいい外見と人なつっこい性格、そして散歩に行く必要がない手軽さから人気を集めているフェレット。数年前にブームになったし、なんとなく知っているけど、そもそもどんな生き物なんだろう? 確かイタチの仲間っていうのは、聞いたことがありますが…。

「はい。フェレットはイタチやカワウソ、スカンクなどの仲間で、イタチ科の生き物です」

そう教えてくれたのは、『はじめてのフェレット』(ジュリアン・刊)の著者であり、フェレット専門店「フェレットワールド」の代表でもある工藤裕幸さん。イタチの仲間ってことは、“イタチの最後っ屁”なんて言葉もあるくらいですから、強烈なニオイのオナラを出しそうなイメージがあるけど…。

「まず、イタチやスカンクが外敵から身を守るためにお尻から噴出するのは、実はオナラじゃないんですよ。肛門の横に、肛門腺っていう袋があって、そこから強烈な悪臭のする分泌液を出しているんですね。もちろんフェレットにもこの肛門腺はあって、本来ならば分泌液も出しますが、一般的に販売されているものは赤ちゃんのうちに肛門腺の除去手術をしていることが多いんです。お店で売られているほとんどのフェレットは取り除かれていると考えてもいいでしょう」

なるほど。怒ったフェレットにこれを噴出されて、部屋中がエラいことになる心配はなさそうだ。ではそんな、ペットとしてすっかり定着しているフェレットにも、犬や猫と同じようにいろんな種類がいるんでしょうか?

「犬や猫の種類とはまったく違うものですが、フェレットを繁殖させているファームと呼ばれる場所によってネーミングや特徴は変わります。例えば、アメリカのマーシャルというファームで生まれたフェレットは、マーシャル・フェレットといい、性格が比較的におっとりとしています。またニュージーランドのファームで生まれたニュージーランド・フェレットは、他の種類に比べてサイズが大きくなります。ファームはアメリカを中心に、世界に数十カ所あります」

ちなみに、アメリカにファームの数が多いのは、こんなことが関係しているみたい。

「アメリカでは、小さな子どもにプレゼントする最初のペットとして、フェレットが選ばれることが多いんですよ。リスやハムスターだと強く握りすぎて死んじゃうこともあるし、犬だと子どもはすぐに散歩をさぼるので、リスなどよりも丈夫で、飼う手間もあまりかからないフェレットが選ばれるのでしょう」

かわいいだけでなく“程よい飼いやすさ”もフェレットの人気の秘密なのかも。

(山葉のぶゆき/effect)

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