なるほど意外なペットの雑学/第10回

オウムはオウム返しするだけじゃない!?

2011.10.21 FRI


ビビッドな色合いが美しいけど、少々迫力も… 画像提供:MALIBU/PIXTA
犬猫ほど囲いのスペースを取らず、比較的小さなゲージで飼育が可能な鳥もまたペットの王道かも。実際、飼っている人が結構多いようで、住宅街なんかを歩いているとベランダに吊るされている鳥かごをよく見かけるし。そんな鳥には、どのような魅力があるんだろうか?

「かわいさや綺麗さはもちろんですが、人の言葉を覚えたり、鳴き声が美しかったりするところも大きな魅力です」

そう語ってくれたのは、飼い鳥のレスキューを行っている社団法人TSUBASAで代表を務める松本壮志さん。確かにテレビで、桃太郎の物語を話している(さえずっている?)鳥を見たことがある。では、どういった種類の鳥が人間の言葉を覚えるんでしょう?

「一般的に知られているのはオウム、インコ、九官鳥だと思いますが、実はカラスもよく覚えます。あとニュースで見てびっくりしたのがスズメ。訓練が必要だとは思いますが、話すスズメもいるようです。ちなみにもう死んじゃったのですが、アメリカの研究者が飼育していた大型インコのアレックス君は、まねるのではなく、意志を持って会話していることが解明されています。1000語以上の単語を覚え、足し算もできたとか」

ほうほう。それほど頭がいい鳥がいるんですね。コミュニケーションまで取れるなんて。

「鳥たちは鳴き声でコミュニケーションを取っているのですが、相手が人間だといくら鳴いても反応が薄いですよね。しかし、鳥には人間が自分たちの仲間に見えているようで、どうやれば伝わるのかを考える。その結果、人が反応する言葉を覚えるようなんです」

オウム返しって言葉もあるぐらいだから、人の言葉をまねているだけと思ってたけど、そうでもないと。

「例えば、あるご家庭の奥さんが“こんにちは”を覚えさせようと連呼しても覚えず、旦那さんが奥さんに言う“おい、お茶”という言葉を覚えるようなケースがよくあります。これは鳥からすると、奥さんのことが好きだから、奥さんが言われて反応する方の言葉を先に覚えたんですね」

それでは冒頭で触れられた、鳴き声の美しさについても少々お話を。どんな鳥が、鳴き声の美しさで人気があるんでしょう?

「鳴き声の美しさで一番人気があるのはカナリアですね。美しさと長さを競う、鳴き声コンテストも開催されているくらいです。コンテストで優勝したカナリアのヒナは普通のものよりも高額で販売されますよ。またコンテストに出場するカナリアには、先生となるカナリアを近くに置いたり、いい鳴き声をテープで聞かせたり、そんな美しく鳴くための訓練をすることもあるんですよ」

なるほど。話す鳥も興味深いが、美しく鳴く鳥も魅力的。なんだか、ついつい飼いたい気分が膨らみましたが、松本さんいわく小型のインコやカナリアでも寿命は10~15年。さらにオウムだと40~50年で、大型のインコはなんと100年以上生きたというデータも残っているんだそう。

それほど長生きする動物と聞くと…もうちょい慎重に検討しようかなと。

(山葉のぶゆき/effect)

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