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人気の電動バイク試乗レポート

2012.09.28 FRI


今回紹介した電動バイクは「原付一種」なので、運転には原付免許や普通免許が必要。「EC-03」は家庭用の100ボルトコンセントからの充電できるため、外出先でも安心だ
電気自動車の本格普及を前に、「電動バイク/スクーター」が人気を博している。

2002年にヤマハ発動機が初の量産型電動バイク「Passol」を発売して以降、ラインナップが徐々に拡大中。昨年10月1日には『約6時間でフル充電、走行距離43km(30km/h)』というスペックのヤマハ最新モデル「EC-03」が全国発売され、平地では十分な走行性能を誇る「SEED48」(テラモーターズ)の車両本体が10万円を切るなど、選択肢の幅が広がっている。

排出ガスがゼロで環境に優しいのも時代にマッチしているし、ちょい乗りに便利そうだけれど、どんな人が買っているのだろう? ということで、ヤマハ発動機・広報宣伝部の忠地哲也さんに聞いてみた。

「現在のところ、主な購買層は首都圏に住む40代以上の男性です。需要の高まりとともに、環境への配慮や、移動距離に応じた、乗り物の使い分けに対する意識の高まりを感じています。電動バイクはクリーンで音も静か、車体もスリムなので、都市部での近距離移動に適しています。乗り心地に関しては、実際に試乗してみては?」

ということで、いざ販売店へ! さっそく「EC-03」に乗ってみた。

モーターで走るため、キーを回しても「ドゥルルン」とエンジンがかかることがないのが、原付歴10年の筆者には新鮮。振動を感じないため、バイクに乗っているのではなく、座り心地のいい自転車に乗っているイメージだ。恐る恐るアクセルを回してみると、スーッとなめらかに動き出す。駆動音はかなり静かで、スピード感も十分。ただし静音であるがゆえに、歩行者がバイクの接近に気付かない可能性もあるので、注意する必要があるかも。

筆者が一番気に入ったのは、車体がコンパクトで、小回りが利く点。途中で道路工事中の道に入ってしまったのだが、車体を自在に動かせるので、旋回がかなり楽だった。現行車種のフル充電での走行距離は、だいたい40km前後。もう少し距離が延びれば、ぜひ乗りたいんですけど…。

「需要の高まりに合わせ、事業者向けの車種も含めて、高性能・高出力・高機能モデルなど、ラインナップをさらに充実させていきたいと考えています。バイク・自動車業界全体でも、大きく成長する市場と考えられているので、今後にも期待していただきたいですね」

都市部を走るバイクから、エンジン音が消える日も遠くないかも?
(小山喜崇/blueprint)

※この記事は2011年11月に取材・掲載した記事です

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