夏旅で行ってみたい!

世界77カ所ある世界ジオパークとは

2012.12.11 TUE


現在日本には4つの「世界ジオパーク」のほか、10の「日本ジオパーク」がある。写真は「世界ジオパーク」のひとつ「糸魚川ジオパーク」の海岸。日本一石の種類が豊富ともいわれる場所だ
梅雨が明ければ、そろそろ夏。「今年のお盆休みは、どこかへパ~っと出かけたいなぁ」なんて方も多いのでは? そこで注目したい旅先が「世界ジオパーク」です。
 
「『ジオパーク』とは、『ジオ(地球・大地)』+『パーク(公園)』という名の通り、地層や地形など、その土地の成り立ちを楽しめる公園のこと。なかでも、2004年にユネスコの支援の下で設立された『世界ジオパークネットワーク』の認定を受けたジオパークが『世界ジオパーク』なんですよ」とは、日本ジオパークネットワーク事務局の岩崎良之事務局長。

現在、世界25カ国、77カ所にあるという「世界ジオパーク」。日本で認定されているのは、「洞爺湖有珠山ジオパーク」(北海道)、「糸魚川ジオパーク」(新潟県)、「島原半島ジオパーク」(長崎県)、「山陰海岸ジオパーク」(京都府、兵庫県、鳥取県)の4地域なのだが、いずれも火山や断層など、地球活動のダイナミズムを感じられる場所。日本は世界でも有数の火山&地震大国のため、世界的にも希少な地形や地質が多く、高知県の「室戸ジオパーク」なども現在「世界ジオパーク」に登録申請中なのだそう。

ところで、「世界ジオパーク」と「世界遺産」との違いって?

「『世界遺産』が遺跡や景観などの保護を目的としているのに対し、『世界ジオパーク』は、その土地ならではの地質学的な魅力を保護しつつ、観光や学習、防災などに活用していくことを目的としています。また、時代ごとの大地や自然と人間のかかわり方が重要なテーマで、4年ごとに更新審査があることも特徴ですね」

実際に触ったり歩いたりできる地質学的な自然遺産というわけなんですね。

「たとえば『糸魚川ジオパーク』内では、日本で最も石の種類が豊富と思われる青海海岸で、ヒスイなどの石探しなども楽しめます。また、各地のジオパークではガイドツアーを行っています。その土地の歴史や地質に詳しいガイドと一緒にジオパークを旅することで、その土地の地形の成り立ちの仕組みなどを、より深く感じていただけると思います」(同)

い、石探し!! なかなか斬新な切り口で、コレクター心をくすぐられそうですねぇ。

みなさん、今年の夏の旅先に悩んだら、「世界ジオパーク」も選択肢のひとつかもしれませんよ。
(吉原 徹/サグレス)

※この記事は2011年06月に取材・掲載した記事です

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