飲み食いしながらのんびり走る

ワインで給水!?ランツーリズム人気

2012.09.20 THU


今年は9月8日に開催された「メドック・マラソン」。毎年、ぶどうの収穫直前の9月に開催されるフルマラソンで、美しいぶどう畑の中に設定されたコースを走る。コース上に次々と現れるシャトーでは自慢のワインが、ラストの5kmでは生ハム、生牡蠣、ステーキ、デザート(アイス)のフルコースまで振る舞われる。すでに来年の日本からのツアーも計画されている
写真提供/トップツアー http://toptour.jp/sit/medocmarathon/yokoku.html
健康志向を背景に「ジョギング」がブームになって久しいが、最近観光とマラソンを合体させた「ランツーリズム」も流行している。内容は大会によって異なるが、レース中の補給食代わりに地元名物のスイーツを食べたり、給水所で特産ワインを飲んだりと、なんとも楽しそうだ。

「その土地の名物を食べたり、美しい風景を楽しみながら走るレースは、実は欧米には昔からたくさんあります。例えば、フランス・ボルドーの名産ワインを飲みながら走る『メドック・マラソン』や、ディズニーキャラたちに囲まれながらパーク内を走る『ウォルト・ディズニー・ワールドマラソン』などは、ランツーリズムの世界的な大会といえますね」

とは、海外マラソン参加ツアーを数多く企画しているクラブツーリズムの高野良樹さん。レジャーシーズンの到来とともに、給水地点、ゴール地点にご当地スイーツが用意される「全国スイーツマラソン」や、競馬場をコースとして開放する「JRA小倉競馬場リレーマラソン」など、国内でも多数開催が予定されている。

「国内では07年から始まった東京マラソン以降、趣味として走ることを楽しむ“ファンランナー”が激増しました。特に女性ランナーの増加ぶりは目覚ましく、弊社で1カ月に一度開催しているラン&グルメのイベント『食べラン♪』でも、参加者の7~8割が女性という状況です。やはり旅行やグルメ、温泉などを好む女性は多いので、ランツーリズム人気には女性ランナーの影響が大きいといえますね」

体力に自信がない筆者としては、飲み食いしながら走ることに若干の不安もあるけれど…?

「体調にもよりますが、基本的にタイムを競わない10km前後のマラソンってそれほどキツくはないんです。20~30代の男性なら、少しくらい食べたり飲んだりしてもゆとりを持って走れるはず」

本格的なレースに参加するのは躊躇するけど、お祭り感覚のイベントならいきなり参加してみるのも面白そうだ。
(呉 琢磨)


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