大谷、藤浪、東浜ら上位指名候補の行方にも注目

プロ野球「ドラフト」サプライズは?

2012.10.23 TUE


抜群の身体能力で193cmという長身をしなやかに使いこなす大谷。投手としてはもちろん、打者としての将来性も高く評価されている 写真提供/日刊スポーツ/アフロ
今年もこの季節がやってきた。プロ野球新人選手選択会議、通称「ドラフト会議」が10月25日に行われるのだ。

今年はピッチャーに逸材が揃ったが、目玉のひとりである花巻東(岩手)・大谷翔平が、かねてからの憧れであるメジャーリーグへの挑戦を発表した。193cmの大型右腕で、3年夏の県大会では160キロを叩きだした規格外の逸材。1位候補に挙げていた球団が複数あったため、各球団の方針変更が急務となってしまった。ただ、ルール上は強行指名しても何ら問題はないだけに、はたしてどうなるか。

また、昨年日本ハムの1位指名を受けながらも入団を拒否した東海大・菅野智之は、浪人生活を送りドラフトに備えてきた。母親の兄が巨人・原辰徳監督ということもあり、巨人への気持ちは誰よりも強い。東海大・横井人輝監督によれば、巨人以外の球団に指名された場合、アメリカ行きの可能性もあるようだ。

一方、「12球団OK」を打ち出したのが、甲子園春夏連覇を遂げた大阪桐蔭のエース藤浪晋太郎。197cmの長身右腕には、すでにヤクルト、阪神、オリックスが1位指名を確定。大谷のメジャーリーグ挑戦表明で今後、指名球団が増える可能性も十分にある。

東都大学野球リーグ歴代4位タイの通算35勝(10月22日現在)を誇る、亜細亜大のエース東浜 巨(ひがしはま なお)には、ソフトバンクやロッテが高評価を送る。地元路線の中日は、横須賀高(愛知)から慶應大理工学部に進んだ文武両道の剛腕・福谷浩司を1位候補に挙げる。

ちなみに昨年は、早稲田大ソフトボール部の大嶋匠が日本ハムから7位指名を受けるなど、サプライズもあった。今年は広島が「フリーターを指名か」とスポーツ新聞を賑わしている。というのもスポーツ用品店でアルバイトをする、社会人クラブ「エディオン愛工大OB BLITZ」の速球派・柴田健人をリストアップしているのだ。柴田は昨年、入団テストを受けて見事に合格。しかし、大卒1年しか経っていないことがあとでわかり、指名を見送った事情がある。大卒者の場合、プロ入りには原則2年が必要。1年越しの夢は叶うか?

1位だけでなく下位指名も見逃せないドラフト会議。今年も地上波でテレビ中継が行われる。大谷、菅野の強行指名、驚きのサプライズはあるか、要注目だ!
(大利 実)

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