プレーオフ導入で白熱バトルが展開!

J1昇格争いが最終節まで見逃せない

2012.11.05 MON


2008年まで実施されていたのは、J1の下位チームとJ2の上位チームが対戦する入れ替え戦。08年はJ1のジュビロ磐田がJ2のベガルタ仙台を下しJ1に残留した。今回はどんなドラマが生まれるのか!? 写真:杉本哲大/アフロスポーツ
2012シーズンのJリーグはいよいよクライマックス。広島、仙台、浦和、清水が上位争いを演じるJ1は12月1日に、甲府が独走で優勝を決めたJ2は11月11日に最終節を迎える。

この時期になると、「優勝争い」とともに、「残留争い」や「昇格争い」といったフレーズをよく耳にする。それらはJ1(1部リーグ)とJ2(2部リーグ)のクラブの入れ替えを意味しているのだが、今年からこのシステムに刺激的なルールが設けられていることをご存じだろうか。

1999年から2リーグ制(J1・J2)を導入したJリーグは、クラブの入れ替えについて何度も規定を変えてきた。04年からの5年間はJ1下位とJ2上位の「入れ替え戦」を実施。ここ数年はJ1の下位3クラブとJ2の上位3クラブによる「自動入れ替え」を採用してきた。

自動的にJ1の下位3クラブがJ2に降格し、J2の上位2クラブがJ1へ昇格するのは従来どおりだ。今年から大きく変わったのは、3つ目のJ1昇格枠。J2で3位に入っても自動昇格が約束されなくなり、最後の椅子をめぐる「プレーオフ」という舞台が用意されたのである。

これはJ2の3位から6位までのクラブが出場するトーナメント方式で行われ、まずは3位vs.6位、4位vs.5位の対戦。勝者がJ1昇格の残り1枠をかけて決定戦に臨む。イングランドやスペインなど、欧州主要リーグにおいてスタンダードなこのシステムが、Jリーグの終盤戦をかつてないほど盛り上げている。

J1とJ2では観客動員やメディア露出に大きな差があり、クラブの収入や選手年俸の違いも明らか。だから、各クラブはなんとか2位以内に、それが厳しければ6位以内に食い込もうと白熱バトルを繰り広げてきた。

圧倒的な強さを誇った甲府の早々と優勝が決まり、残す昇格枠は“自動昇格”の1枠と、“プレーオフ枠”の1枠。2位京都、3位湘南、4位大分、5位横浜FCの4チームが自動昇格の可能性を残して最終節を迎え、6位の千葉はプレーオフに回ることが決定している。とはいえ4チームで争われる昇格プレーオフの準決勝は3位と4位のホームで行われるから、この5チームにとっては絶対に勝利を手にしたい最終節となる。

新ルール導入1年目にして、J1昇格をめぐるラストバトルの盛り上がりは過去最高。「J1自動昇格」と「J1昇格プレーオフ」が演出する最高のエンターテインメントをお見逃しなく!
(細江克弥)

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