ソメイヨシノだけじゃない!

桜の品種別!春のお花見カレンダー

2013.03.12 TUE


八重咲きの桜の代表・関山(カンザン)は、ソメイヨシノが咲き終わったあとに見頃を迎える。花のピークも長いので、ちょっと時期を外したお花見にオススメ 画像提供/公益財団法人 日本花の会
春の訪れを代表する花である桜。桜と言えば「ソメイヨシノ」をイメージする人も多いはず。しかし、桜にはソメイヨシノ以外にも多種多様な種類があるという。

日本花の会の西山さんによると、桜の種類は日本に自生する野生種だけで9種類。野生種が変異したものや交雑したもの、人為的に交配したものも含む園芸品種と合わせると、実に400種類以上もあるんだとか。そこで、これから見頃を迎える「ソメイヨシノ」以外の桜をご紹介しよう。

●「大島桜(オオシマザクラ)」見頃:3月下旬
伊豆大島の大島桜株など、伊豆諸島や伊豆半島などで見ることができる桜。花は白く、淡い芳香がする。この時期の定番おやつ・桜餅には、この桜の葉の塩漬けが使われているそう。

●「江戸彼岸(エドヒガン)」見頃:3月下旬
薄紅色の小さな花をつけるエドヒガンは寿命が長く、天然記念物などに指定されている桜の多くがこの種類。岐阜県の「根尾谷淡墨ザクラ」や山梨県の「山高神代ザクラ」などは樹齢が1000年を超えるともいわれている。

●「八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)」見頃:4月中旬
枝が垂れ下がり、花色が濃く八重の桜。京都の平安神宮が有名で、毎年開花時期に合わせてライトアップと音楽を楽しむ紅枝垂コンサートが行われる。東京では皇居乾門周辺でも見ることができる。

●「関山(カンザン)」見頃:4月下旬
八重咲きの桜の代表格ともいえる寒山は、花の塩漬けが桜湯などに利用される種類。濃い紅色の八重の花を咲かせ、欧米でも広く植えられている。日本でのお花見スポットは大阪府の造幣局や、東京の新宿御苑など。

●「普賢象(フゲンゾウ)」見頃:4月下旬
八重咲きで淡紅色の大輪の花をつける普賢象は、室町時代からあったとされる古い品種。2本のめしべが普賢菩薩の乗る象の鼻に似ていることが由来。新宿御苑などで見ることができるが、京都の千本ゑんま堂がスポットとして有名。

●「御車返し(ミクルマガエシ)」見頃:4月下旬
一つの木の中に一重咲きの花と八重咲きの花を咲かせる桜。 昔この桜のそばを通った人が一重咲きか八重咲きかで争いになり、車を引き返して確認したことでこの名が付いたとか。新宿御苑や多摩森林科学園などで見られる。

一口に「桜」といっても、品種によって個性は様々。今年の春はそれぞれの時期に合わせて、いつもとはひと味違った桜を楽しむお花見に出かけてみては?
(有栖川匠)

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