20代限定で高級旅館が半額以下!?

「旅行離れ」時代のオトクな旅行術

2013.05.24 FRI


「界」ブランドを冠した温泉旅館は全国に9カ所。通常料金の半額以下となる「界 阿蘇」や、加賀獅子舞など地域の伝統文化を楽しめる「界 加賀」、1849年創業の「蓬莱」を引き継いだ「界 熱海など、R25世代におすすめの宿がたくさんあるという。写真は「界 熱海」のもの 写真提供/星野リゾート
リクルートじゃらんリサーチセンターが行った「じゃらん宿泊旅行調査2012」によると、2012年に宿泊をともなう旅行をした若者(20歳~34歳)は、のべ3313万人。2005年調査時ののべ4538万人に比べると、わずか7年間で1225万人も減少。若者世代の旅行離れは、かなり進んでいるようだ。

若者旅行市場縮小の流れを受け、観光庁では、昨年6月に若者の旅行振興に寄与した団体や個人を表彰する「第1回 若者旅行を応援する表彰制度」を設立。今年3月には、高校生200名を対象に旅の面白さを伝える「若旅★授業」を行っている。また、旅行業界の民間企業も動き始めている。たとえば、国内約30カ所のリゾートホテルや旅館を運営する「星野リゾート」は、今年4月に「若者旅プロジェクト」をスタート。同社の温泉旅館ブランド「界」の料金を20代限定で、一律1万9000円(6月3日~7月12日の平日限定。1泊2食付き)にした。

「若い時に体験したことのないことは、大人になっても体験しようと思いにくいもの。だからこそ、若い世代にこそ日本旅館の良さを一度経験してほしいと考えました」

とは、「若者旅プロジェクト」のプロジェクトリーダー佐藤洋明さん(27歳)。若者世代には、「日本旅館」=「高くて手が出ない」というイメージがあるため、プロジェクトの第1弾として、もともとの宿泊料金にかかわらず、価格を一律1万9000円にしたという。

えっ? 1泊1万9000円だって十分高いって? いやいや、たとえば「界 阿蘇」の通常料金は1泊2食付きで4万円以上。つまり、場合によっては半額以下なのだ。

「実は赤字覚悟の価格設定なのですが、将来のマーケットへの投資だと考えています。『素泊まりにしてもっと安くしては?」という意見もありましたが、『日本の温泉旅館の良さを楽しんでほしい』がプロジェクトのテーマ。季節ごとの食事は日本旅館の大きな魅力のひとつですから、外すわけにはいきませんでした」(佐藤さん)

もちろん「20代限定」の格安旅行プランは他にもある。ざっと調べてみただけでも、石川県の高級温泉旅館「旅亭懐石のとや」では通常1人2万4150円~の露天風呂付き客室プランが「20代カップル限定」で1人1万5800円~(※2名利用時)を6月30日までの期間限定で展開中だし、軽井沢の「ホテル サイプレイス」では、20代が1人でもいれば宿泊料金が15%オフになるキャンペーンを「じゃらん限定」で行っている。

「若者の旅行離れ」が進んでいる今の時代は、もしかしたら僕らがオトクに旅行できるチャンスでもある!? 夏休みの旅行計画には、若者限定のキャンペーンを要チェック!
(吉原 徹/サグレス)

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