あのオルフェーヴルも“一口”の馬!

2万円から。「一口馬主」の皮算用

2013.08.01 THU


三冠馬オルフェーヴルは一口150万円で売られていた。賞金額はすでに12億円以上。一口出資していれば現時点で1600万円以上が得られる計算 画像提供/JRA
先日、愛馬ヴィルシーナが競馬のG1競走「ヴィクトリアマイル」を制覇し、表彰式で涙した元プロ野球選手の佐々木主浩氏。球界の頂点を極めた男を感動させるあたり、やはり馬主は男のロマンなのだろう。

1頭数百万~数億円もする競走馬を所有するのは庶民には遥かな夢。だが、我々にも馬主ライフを送れるチャンスがある。それが「一口馬主」だ。競馬業界には競走馬専門の投資商品販売業者(通称:クラブ)が存在し、競走馬を小口に分割したうえで投資商品として販売している。たとえば1000万円の馬を500分割して一口2万円、といった具合だ。その他のコストについて、一口馬主歴7年を誇る会社員A氏(30歳)に聞くと、次のように説明してくれた。

「現在2つのクラブに入っていますが、固定費は月額3000円の会費と1頭につき月額1200円程度の管理費だけ。10頭に出資していたときも毎月の出費は2万円以内でした。普通の社会人なら問題なく払える額です」

ちなみにA氏は現在、G1を4連勝中のロードカナロアの一口馬主。一口5万2500円で売られていた同馬は今春までに7億円以上を稼ぎ出している。騎手や調教師、クラブの取り分もあるため、すべてが一口馬主に入るわけではないが、一口70万円以上の配当金があったという。だが、甘い話ばかりではない。一口馬主の総合情報サイト「一口馬主DB」(www.umadb.com/)の植田建治代表いわく、「一口10万円以下のクラブ馬の平均回収率は約7割。黒字になる馬は全体の2割未満です。未勝利のまま引退する馬が6割以上いますしね」という厳しい世界のようだ。

それでも、植田氏、A氏ともに「子どもの運動会を見ているよう」と声をそろえるなど、愛馬が出走する喜びはお金に代え難いという。金利が上がらないこのご時世、お金ではなく夢とロマンを求めて競走馬のオーナーになるのもよさそうだ。
(下元 陽/BLOCKBUSTER)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト