ねぶた、竿燈、七夕……

夏の東北はお祭り天国だった!

2013.07.31 WED


「ラッセーラー」のかけ声をかけながら、巨大な山車「ねぶた」とともに町を練り歩く「青森ねぶた祭り」。「ねぶた」は、のべ300人が約3カ月をかけて製作するのだとか。また、祭り装束の「ハネト衣装」を着れば、観光客でも祭りに参加できることも、「青森ねぶた祭り」の魅力だ 画像提供/(公社)青森観光コンベンション協会
「東北○大祭り」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

俗に言う「東北三大祭り」とは、「青森ねぶた祭」(8月2日~7日)、「秋田竿燈まつり」(8月3日~6日)、「仙台七夕まつり」(8月6日~8日)のこと。これらに「山形花笠祭り」(8月5日~7日)を加えると「東北四大祭り」。さらに「盛岡さんさ踊り」(8月1日~4日)と「福島わらじまつり」(8月2日~3日)を加えると「東北六大祭り」になる。そう、実は8月上旬の東北は、各地で全国区の知名度を誇る祭りが行われる「夏祭り天国」なのだ。

東北の主な祭りの情報を紹介するWebサイト「東北まつりネットワーク」によると、東北各県で開催される大規模な夏祭りは実に50以上。しかもその大半が、前述の「東北○大祭り」を筆頭に8月1週目ごろに開催されている。

いったいなぜ、東北の夏祭りはこの時期に集中するのだろう。

「理由は主に2つだと思います。まず、夏が短い東北では、みんなが屋外に集まって祭りを楽しめる期間が、他の地域に比べて限られていること。もうひとつの理由が『青森ねぶた祭』や『秋田竿燈まつり』、『仙台七夕まつり』のように、七夕祭りを起源に持つ祭りが盛んなことです」(「東北まつりネットワーク」の白石 由さん)

七夕とは、もともと中国の行事だったものが奈良時代に日本に伝わり発展した伝統行事。旧暦の7月7日は現在の暦の8月にあたるため、8月7日の前後に行われる祭りが多いというわけだ。

「同じ七夕に由来を持つ祭りでも、地域によって発展の仕方が異なるのが、東北の祭りの面白さです。たとえば『青森ねぶた祭り』では、七夕行事の一部である灯籠流しが変形したものといわれています。これが『秋田竿燈まつり』では、大きな竿燈を稲穂に見立てて豊作を祈る祭りとなります。さらに、『仙台七夕まつり』の場合は、7つの飾りで家内安全や厄除け、技芸上達などを祈願します」(同)

なかなか奥が深い…。では、東北の夏祭りをめぐるなら、どんなルートがおすすめ?

「東北6県には、それぞれに異なる個性があります。せっかく東北の夏祭りを旅するのなら、6県すべてをめぐって、土地や祭りの個性の違いを楽しんでほしいですね。また、地元の人々とのふれあいを楽しめることも、夏祭りを旅する魅力です。普段はシャイで口べたな東北の人々ですが、夏祭りの時期ばかりはちょっと違いますから(笑)」(同)

行きたい! 全国の旅行会社でも「東北○大祭りをめぐるツアー」などが多数催行されているので、東北の夏祭りを効率的かつオトクにめぐることも可能。夏祭りをテーマに、東北6県をめぐる旅。今後の夏旅候補にいいかもしれない!
(吉原 徹/サグレス)

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