湯巡りもできる欲張り海外旅行へ

台湾の人気温泉スポットBEST5

2013.12.11 WED


台北市内の北投温泉にある「地熱谷」。硫黄分を含んだ煙が立ちこめ、迫力満点 画像提供:台湾観光局
温泉が恋しくなる季節。旅行好きに聞いてみると、お隣の国・台湾にも、日本のような温泉文化があるのだそう。そこで、台湾カルチャーに詳しいフリーライターの神田桂一さんに話を聞きました。

「台湾で初めて温泉が発見されたのは、1884年だとされています。その後、日本統治下に入った1896年に、首都・台北市近くの北投に台湾初の温泉旅館『天狗庵』を日本人が開き、日本の温泉文化が台湾に広まりました。最近では『プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選』に33年連続で総合1位に選ばれている加賀屋が進出するなど、ちょっとした温泉ブームなんですよ」(神田さん)

異国で和風の温泉を楽しめるなんておもしろそう。マナーも日本と同じなんでしょうか?

「基本的に水着着用ですが、場所によっては裸で入っていいところもありますし、混浴や日本のようなカップル風呂もあります。また、台湾は亜熱帯で、お湯に入って体を温めるという習慣がありませんから、ぬるいお湯にのんびりつかるスタイルが一般的ですね」(同)

では、どんな温泉地が現地で人気なのでしょう。日本から行きやすい台北近郊の温泉や、遠出をしてでも行っておきたい名湯を、台湾観光協会の野村美千子さんにピックアップしてもらいました。

●北投温泉(台北市北投区) 台北駅からMRT(地下鉄)で約30分
世界でも珍しいラジウム温泉が湧く、台湾を代表する名湯。台北市街からアクセスしやすく、高級ホテルや日本と縁の深い温泉宿が数多く点在する。博物館や茶芸館など趣のある観光スポットも充実。

●烏来温泉(新北市) 台北駅からバスで約90分、MRT新店駅からバスで約30分
緑豊かな渓谷に囲まれた台北郊外の温泉地。皮膚を滑らかにする温泉は「美人湯」と呼ばれている。先住民・タイヤル族が住んでおり、伝統文化に触れることも。台湾北部で随一の桜の名所なんだとか。

●礁渓温泉(宜蘭県) 台北駅からバスで約1時間、鉄道・礁渓駅近く
平地に温泉が湧き出ている、台湾北東部の風光明媚な温泉地。足浴などが気軽に楽しめる温泉公園「湯圍溝公園」や、温泉水で育てた温泉野菜を使った地元料理が人気。

●泰安温泉(苗栗県) 鉄道・苗栗駅からバスで約30分
台湾中部の山深い場所で、大自然を満喫しながら温泉を楽しめる。地元民のタイヤル族と客家人の文化が融合した郷土料理が美味。リゾートホテルも登場し、温泉ファンの間では人気急上昇中なのだそう。

●関子嶺温泉(台南市白河区) 鉄道・新営駅からバスで約30分
台南南部の古都・台南にある台湾4大温泉のひとつ。名物は滑らかな肌触りが特徴の、世界でも稀な「泥温泉」。蓮(はす)の産地としても知られ、シーズンには蓮の花料理を味わえる。

「台湾4大温泉と呼ばれてきた北投、陽明山、関子嶺、四重渓をはじめ、近年は従来からの温泉地を再開発したラグジュアリーなスパリゾートや和風の施設など、様々なタイプの温泉ホテルが各地に登場しています。日本とは似て非なる台湾の温泉浴を体験できますよ」と野村さん。

この年末年始、台湾でほっこり温泉巡りを楽しんでみるのもよさそうですね。
(成田敏史/verb)

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