訓練なし&普段着で行けちゃう

750万円~最新宇宙旅行プラン

2014.03.06 THU


画像上)気球で約5時間の旅となるワールドビューのツアー 画像右下).弾道飛行で使用するスペースアドベンチャーズの宇宙船。200人以上予約している 画像中).ワールドビューのカプセルなら宇宙服など特別な装備は必要なし 画像中下).左上の青い部分が、ビゲロウ・エアロスペースが開発した居住モジュール 画像中段左).オランダのSXCは弾道飛行の宇宙旅行を計画中。そこで使用される見込みの宇宙船「Lynx Mark II」 画像左下).テストを行う宇宙船「Lynx」のエンジン
大手旅行社のクラブツーリズムが、今年はじめに民間宇宙旅行専門の「クラブツーリズム・スペースツアーズ」を設立した。高度約110kmで4分間ほど宇宙空間を体験できるツアーを、25万ドル(約2500万円)で販売する。催行するのはヴァージンギャラクティックで、「弾道飛行」と呼ばれる短時間飛行。いよいよ現実味が増してきた宇宙旅行だが、他にもさまざまなスタイルがある。

例えば、JTBが提携するスペースアドベンチャーズは、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在するツアーを計画する。料金は5000万ドル(約50億円)で、90分の宇宙遊泳付きが+1500万ドル(約15億円)。さらに、月周回ツアーは1億5000万ドル(約150億円)! 初回の2席分を売り切ったという。

「宇宙ホテル」の建設計画で知られるのが、ビゲロー・エアロスペースだ。特徴は、独自の宇宙ステーションを開発している点。すでに、2基のステーションが地球の周回軌道上に打ち上げられており、「宿泊予約の開始は商業用宇宙船の準備ができ次第」としている。60~90日間という長期滞在で、費用は宇宙船での輸送費用により変動するが、2600万~3600万ドル(約26億~36億円)。

ここまでは、セレブだけの冒険になりそうな宇宙旅行だが、ワールドビューはもっと手軽なツアーを提案する。巨大な気球を使って、同社が「宇宙の縁」と呼ぶ上空30kmまで上昇し2時間浮遊。国際航空連盟が定義する宇宙空間(高度100km以上)までは行かないが、地球の形を見下ろし、上空には漆黒の宇宙を感じられる。代金は7万5000ドル(約750万円)と、頑張れば手が届きそうな額。訓練なし&普段着で別世界を漂う優雅な旅だ。

各社は早いもので2014年末にツアー開始を予告している。宇宙飛行元年の到来は近い。
(小越建典/アバンギャルド)


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