忙しい自分に代わって旅してもらう…?

「ぬいぐるみ旅行代理」秘かな人気

2014.04.10 THU


20〜30代の男性ビジネスマンの半数以上が持っているぬいぐるみ。ちなみに、所有数は「2〜5体」が全体の54.7%と最も多い。男性とはいえ、ぬいぐるみに囲まれて生活している人が少なくないようだ 写真提供:ウナギトラベル
仕事が忙しくて休みがとれない、身体が不自由で外出が難しい——様々な事情で旅行に行くことができない人に代わり、お気に入りのぬいぐるみに旅をさせるサービスが一部で人気を集めている。その名も「ぬいぐるみの旅行代理店」だ。

東京都港区でぬいぐるみの旅行代理店を運営する「ウナギトラベル」代表の東園絵さんによると、利用者から郵送されたぬいぐるみを連れて、旅行ガイドが観光地などを巡り、ぬいぐるみが“旅を楽しんでいる様子”を撮影。その写真を利用者とリアルタイムでシェアすることにより、旅行気分を味わってもらうサービスなのだそう。

「ウナギトラベルでは、東京の観光名所を訪ねる『東京ツアー』をはじめ、横浜、鎌倉、箱根や熱海といった温泉地を訪ねるツアーなども提供しています」と東さん。しかし、このようなサービスをどんな人が利用するのだろう。男性の利用者はいるのだろうか?

「依頼は国内外からあり、その割合は半々くらいです。女性のお客様からの申し込みが多いですが、20〜30代の男性にも利用していただいていますよ」(東さん)

なんと、男性も利用しているとは…。しかし、彼らは、どんな目的でぬいぐるみを旅に出すのだろうか?

「30代前半のあるお客様は、初めての子育てで忙しい奥様に息抜きしてもらうために、利用されたようです。母の日や彼女の誕生日、お子様のためなど、大切な方に喜んでもらおうと申し込まれるケースが多いですね」(同)

ウナギトラベルでは、利用者へ事前にアンケートを行い、参加の理由から、ぬいぐるみの性格や食べ物のアレルギー、車酔いの可否までを詳しくリサーチするという。利用者の旅行気分が盛り上がるのはもちろん、それに基づいてぬいぐるみの撮り方を工夫して、より生き生きとした旅を演出するのだ。

気になる旅行代金は、行き先によるものの、4000円前後が相場。上記で紹介した地域以外に、新しいツアーの展開も予定しているそう。

ちなみに、20~30代の男性ビジネスマンにアンケート調査(※)を行ったところ、意外にも半数以上の52.9%がぬいぐるみを持っていることが判明。入手したきっかけは、「UFOキャッチャーで取った」(54.7%)、「テーマパークやイベント会場などで、衝動買いしてしまった」(33.3%)などの“自腹系”から、「子供の頃、親や親戚に買ってもらった」(35.9%)、「彼女や妻からのプレゼント」(20.5%)といった“プレゼント系”まで様々。

自宅に眠っているぬいぐるみがあったら、あなたの代わりに羽を伸ばしてもらうのもいいかも?
(成田敏史/verb)

※ 全国の20〜30代の男性会社員221人へのインターネットアンケート調査/2014年3月実施

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