最強の攻撃力はブラジルではなかった!?

W杯攻撃力・守備力 歴代1位は?

2014.06.11 WED


今大会ダントツの優勝候補であるブラジル代表は、過去の数字から見ると最も攻守のバランスが優れているチームといえそう。データどおりに大会は進むのか。ブラジル対クロアチアの開幕戦は6月13日の午前5時(日本時間)
サッカーワールドカップの歴史において、最も攻撃的なチームは? そして、最も守備の堅いチームはどこだろう?

●歴代合計得点数
1位 ブラジル(210点)
2位 ドイツ(206点)
3位 イタリア(126点)

●歴代合計失点数
1位 ドイツ(117点)
2位 メキシコ(87点)
3位 ブラジル(86点)

第1回のウルグアイ大会から前回の南アフリカ大会まで、過去19回の国別得点数は210点でブラジルがトップ。2位がドイツの206点で3位がイタリアの126点と並ぶ。失点数1位はドイツの117点、2位は87点のメキシコで、3位はブラジルの86点。ただ、これらは出場回数や試合数が大きく影響しているため、単純に「攻撃力」と「守備力」を表しているとは言い難い。では、過去10大会に絞るとどういう結果が出るか? 1974年西ドイツ大会から2010年南アフリカ大会までの各国の戦績を集積してみた。

●直近10大会得点数
1位 ドイツ(119得点)
2位 ブラジル(107得点)
3位 アルゼンチン(92得点)
4位 イタリア(78得点)
5位 オランダ(69得点)

119得点を挙げたドイツが1位に。ブラジルは107点で2位。ドイツが65試合と最多で、ブラジルが59試合。6試合の開きがあるとはいえ、ゲルト・ミュラーやユルゲン・クリンスマンなど名ストライカーを輩出してきたドイツの得点力が光っている。そして、アルゼンチンの92得点(54試合)、イタリア78得点(54試合)、オランダ69得点(41試合)、スペイン68得点(41試合)と続く。ちなみに日本は19位タイの12得点。

●1試合平均得点(直近10大会)
1位 ロシア  1.89得点(34得点/18試合)
2位 ドイツ  1.83得点(119得点/65試合)
3位 ブラジル  1.81得点(107得点/59試合)
4位 アルゼンチン  1.70得点(92得点/54試合)
5位 オランダ  1.68得点(69得点/41試合)

1位は1.89得点のロシア(ソ連時代も含む)。2位に1.83得点のドイツ、3位に1.81得点のブラジル。ロシアはいわば“固め打ち”を得意としているチーム。その象徴が1994年アメリカ大会の予選リーグ最終戦だろう。ロシアは予選リーグで敗退したものの、最終戦でカメルーンに6対1の大勝をおさめ、その試合で5得点を決めたFWオレグ・サレンコがブルガリア代表FWフリスト・ストイチコフと並んで大会得点王に輝いた。その試合以外にも90年イタリア大会ではカメルーンに4対0、86年メキシコ大会ではハンガリーに6対0と大勝をおさめている。今大会もゴールラッシュなるか。ちなみに日本は1試合平均得点0.86点で24位となっている。

●1試合平均失点(直近10大会)
1位 ブラジル  0.66失点(39失点/59試合)
2位 イングランド  0.69失点(24失点/35試合)
3位 スイス  0.73失点(8失点/11試合)
4位 イタリア  0.81失点(44失点/54試合)
5位 ポルトガル  0.82失点(14失点/17試合)

1試合当たりの平均で見てみると、1位は0.66失点のブラジル。攻撃的なイメージがあるだけに意外と思われるかもしれないが、実は守備の堅さも際立っており、それが伝統の強さを支えている。2位には0.69失点のイングランド、3位には0.73点のスイスが並び、“カテナチオ”で有名なイタリアは0.81失点で4位である。ブラジルよりも失点率が高いのはちょっと意外な気がしないでもない。そして、日本は16位の1.14点。

●歴代個人得点数
1位 ロナウド(ブラジル)15得点
2位 ゲルト・ミュラー(西ドイツ)14得点
2位 ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)14得点
4位 ジュスト・フォンテーヌ(フランス)13得点
5位 ペレ(ブラジル)12得点

最多ゴール数は元ブラジル代表のロナウド。1994年から4大会連続で出場し15得点を記録している。そして、今大会でその記録を更新するのではないかと期待されている選手がいる。ドイツ代表のクローゼだ。2002年から3大会連続で出場し、現在通算14得点。6月9日に36歳を迎えたベテランストライカーは今大会も代表に選出され、レギュラーが予想されている。2得点を決めて、ロナウド超えを果たすことができるか。注目が集まる。

日本代表の活躍とともに、各国の得点&失点について関心を寄せてみると興味が広がるかもしれない。

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