サッカー、レスリング、バレーボールetc.

「リオ五輪」予選注目3競技の見所

2015.01.29 THU


リオデジャネイロオリンピックの開催は、2016年8月5日から8月21日まで。「7人制ラグビー」が新種目として採用が決まっている
“レジェンド”葛西紀明の悲願のメダル獲得や、浅田真央のこん身の演技に胸を熱くしたソチ冬季五輪から早一年。2015年はリオデジャネイロ五輪の“イブイヤー”となるため、各競技で予選大会が続々とスタートする。

まずは男子サッカー。リオ五輪1次予選を兼ねた「AFC U-23アジア選手権」が3月23~31日に行われる。10組43カ国が出場。各組1位と、2位の成績上位5カ国に加え、決勝大会開催国のカタールを含めた16カ国が本選へと進む。2016年1月開催の決勝大会で3位以内に入ると五輪のキップを得る。手倉森誠監督率いるU-21日本代表はグループIに入り、マカオ、ベトナム、マレーシアと対戦。この第一関門突破へのキーマンになりそうなのが、昨年12月の東南アジア遠征時に初招集された2人の海外組だ。スイス・スーパーリーグのBSCヤングボーイズでプレーする久保裕也は、高校3年時にA代表に選出されたこともある逸材。今年1月にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクに完全移籍した南野拓実は、U-19代表から“飛び級”での抜擢。早速、久保はタイ戦で1アシスト、南野はバングラディシュ戦で1ゴール・1アシストをマークするなど存在感を見せつけた。昨年9月のアジア競技大会で連覇を逃し、その要因とされた決定力不足の心配を一掃してほしいところだ。

リオ大会から男女とも6階級に変更して行われるレスリングは、5月6~10日の「アジア選手権」を経て、9月7~13日に開催される「2015年世界選手権」で各階級上位6選手が出場枠を獲得。以降、翌年3~5月の各大陸予選や世界予選で、出場枠を獲得できていない国が残りの枠を争う。女子は、これまでの4階級から2階級増えて48、53、58、63、69、75 kg級に。これに伴い五輪4連覇がかかる吉田沙保里は55kg→53kg、伊調馨は63kg→58kgに転向。2人とも、もともと普段の体重より上の階級で戦っていたため、減量などの心配もなく、昨年9月の世界選手権では難なく優勝。さらには、48kg級で2連覇を飾った登坂絵莉(至学館大3年)、69kg級銀メダルの土性沙羅(至学館大2年)ら若い世代も、しっかりと力をつけてきている。男子の成長株は、フリースタイル74kg級で日本勢唯一のメダル「銀」をつかんだ“タックル王子”こと高谷惣亮。ロンドン大会初戦敗退の屈辱をバネに、実弟で65kg級代表の高谷大地(拓殖大)と兄弟でのリオ大会出場、金メダル獲得を目指す。

8月22日には女子の、9月8日には男子の「FIVB W杯バレーボール」が開幕。男女とも12カ国の総当たり戦で実施され、上位2カ国に五輪出場権が与えられる。これを逃した場合は5大陸予選、最終予選へと回る。ロンドン五輪で7大会ぶりに銅メダルを獲得、リオで世界一を見据える女子代表は、昨年から新戦術「ハイブリッド6」を導入。5人のスパイカーのポジションを固定せず、だれもが、どの位置からでもスパイクを打っていくことで多彩な攻撃を展開する。そのカギを握っているのが、チーム最年少20歳のセッター・宮下遥(岡山シーガルズ)だ。最大の魅力である177.6cmの高身長とスピードを駆使したトス回しはもちろん、ブロック力にも注目を。2大会ぶりの五輪出場を狙う男子は、昨秋のアジア競技大会・準優勝にも大きく貢献した新戦力、柳田将洋(慶応大4年/4月からサントリー)、山内晶大(愛知学院大3年)、石川祐希(中央大1年)の大学生トリオに乞うご期待。

そのほか、10月は男女体操の世界選手権やハンドボールの女子アジア予選、11月は同男子アジア予選なども開催される。ぜひチェックして、ひと足早く“オリンピックモード”を楽しんでみよう。
(菅原悦子)

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