野球の投手と打者…輝かしいタイトルを比較

本塁打王vs.首位打者すごいのは?

2015.05.27 WED

世論調査


首位打者派には「高度な技術をより要すると思われるため」(39歳)、「安打のほうが芸術性がある」(37歳)と、その巧みなバットコントロールに魅了されている人も
「イチローがベーブルース超え」――ルースの通算安打記録を抜き去ったイチロー選手がまたメディアを賑わせた。当の本人は「タイプが違って比較にならない」とクールな反応だが、ファンとしてはつい異なるタイプの選手や記録、タイトルを比べて、「どっちが偉大か?」という議論で盛り上がってしまうもの。たとえば「ホームラン王vs.首位打者」もそのひとつだろう。そこでプロ野球ファンも多い20~30代の男性社会人200人に、プロ野球タイトルの評価について、アンケート調査してみた(協力/アイリサーチ)。

〈価値が高いと思うタイトルはどっち?〉
・「ホームラン王」派 57.0%
・「首位打者」派 43.0%

大きな差はつかなかったものの、一球で仕留めるパワーが持ち味の「ホームラン王」が過半数となった。それぞれに寄せられたコメントを見てみよう。

●「ホームラン王」派の意見
「ホームランは野球の花だから」(37歳)
「華やかさがある」(32歳)
「やはり野球の醍醐味はホームランだと思うから」(36歳)
「夢を売る商売だから」(32歳)
「打者の魅力の最大のものだと思うから」(29歳)

カーンと響く甲高い音。打ち上がった球のゆくえを球場にいる全員が目で追い、やがて白い点はスタンドに吸い込まれる。ワーッと沸く大歓声――これぞ野球だ、と考えている人が多かった。また「直接得点につながるから」(23歳)、「ランナーなしでも点がはいる」(38歳)のようにホームランの“わかりやすさ”を理由に挙げる声も目立つ。

●「首位打者」派の意見
「地道な所がよい」(34歳)
「継続は力なりだから」(32歳)
「ヒットを多く打てる選手のほうが次へと繋げられる価値があるから」(24歳)
「ホームランだけいくらたくさん打っても、フォアザチームの精神には繋がらないから」(37歳)
「イチローを見れば明らか!」(36歳)

たまに固め打ちするくらいでは、首位打者になんてなれない。ヒットをコツコツコツコツ積み重ねる地道さと、塁にたくさん出ることによるチームへの“つなぎ”の意識。これらが若いビジネスマンの共感を呼んでいるようだ。

続いては投手編。2013年に田中将大(現ニューヨーク・ヤンキース。当時は東北楽天ゴールデンイーグルス)が打ち立てた“24勝”が記憶に新しい「最多勝」と、いかに点を取られなかったかを示す「最優秀防御率」の比較ではどうだろうか。

〈価値が高いと思うタイトルはどっち?〉
・「最多勝」派 49.5%
・「最優秀防御率」派 50.5%

こちらはほぼ真っ二つ。最多勝派からは「試合に勝つことがエースの証明だと思うから」(26歳)、「防御率が高くても負けては意味がないし優勝できないから」(29歳)など、チームの勝利に貢献することが大切なのだとする声が、最優秀防御率派からは「勝敗は味方の援護に左右されるが、防御率は投手自身の力」(31歳)、「自分でどれだけ抑えたかわかるから」(33歳)のように投手の個の力がそのまま表れているとの声が、それぞれコメントに寄せられた。

チームの成果か個人の能力か。ビジネスの世界にも通じるこの二択は、どちらをより評価すべきなのか、にわかには答えが出せない。意見がキレイに分かれたのも納得だ。

プロ野球は今後、5月26日から始まったセ・パ交流戦と7月のオールスターを経て、後半戦へと向かう。自分のビジネススタイルに重ねながらタイトル争いを追いかければ、選手の応援にもいっそう熱が入りそうだ。

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