気分は一寸法師! 水面を漕ぐ…

都会「スタンドアップパドル」体験

2015.07.26 SUN


山崎さんによれば、ツアー参加者は「親同伴の小学生から、最高齢は60歳。20代後半から30代の女性が多い」という
サーフボードのようなものに立って乗り、パドルで漕いで水上を進む――。「スタンド・アップ・パドル(SUP)」なるハワイ発祥のマリンレジャーが、日本では湘南の海などで人気だが、じつは都会の川でも体験できるって知ってました?

主催しているのは、「都市の水辺で新しい“水上体験”を提供する市民グループ」の「水辺荘」だ。場所は横浜港に流れ込む大岡川。乗降は日の出町桜桟橋という公共の桟橋を使用している。代表の山崎博史さんは言う。

「始めたのは2012年。初心者向けの講習を企画したところ好評で、毎回予約で一杯になります。首都圏で都市河川SUPツアーを開催しているグループは、始めた当時は他にありませんでしたが、現在では4団体くらいあるようです。海と違って波がほとんどないので、初心者でも気軽に楽しめます。他にも、SUPを使った水上ヨガ教室も人気ですよ」

ぜひ体験してみたい! が、そもそもサーフィンすらやったことがない筆者が水の上で立てるのか。さらに、パドルで漕いで前に進めるのか…。

取材当日、緊張気味に現地へ向かう。「自転車に乗れるなら大丈夫。でも、1割の人は落水します」という、安心していいのか悪いのかわからない説明を聞きながら、ライフジャケットを装着。膝立ちの体勢で、そろりそろりとボードに乗る。しかし、その先が難しい。バランス感覚が重要のようだ。10分後、ようやく立ち上がることができた。ここまで来れば、あとは勢いで何とかなりそうだ。

裸足になってボード一枚で水面とつながっている感覚は、初めて味わうものだった。普段は感じない水の感触や、路上からは見えない景色もSUPならでは。おお、水辺で営業する飲食店のテラス席からは、手を振る人々もいるではないか。

かくして、桟橋からみなとみらいまでのコースを往復して約4km、1時間半の体験ツアーが終わった。思った以上に踏ん張ったせいか、地上に上がってもしばらく脚の筋肉がプルプルと震えていた。

結論。川でのSUP遊びはやたらと楽しい。適度な運動になるうえに、余計なことを考えない非日常の時間は、癒やし効果もありそうだ。水の上に立つ。皆さんも、一度はどうぞ。
(石原たきび)

  • 天気にも恵まれ、桟橋で出艇を待つ(?)パドルボードたち…
  • 大岡川には、水辺にテラス席を設ける飲食店も多い。注目を集めるのも快感?
  • 魅力にハマり、何回も参加しているという人もいた!

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