ゴルフ×ランで1ホールを2分でまわる!

「スピードゴルフ」でスコア向上!?

2015.10.13 TUE


1970年代にアメリカで生まれ、日本では昨年からアマチュアも参加できる日本選手権が開かれているスピードゴルフ。松井プロのようなトップ選手になると、クラブを持ち替えたりグリーンを読んだりするのも“走りながら”。1ホールを2分ほどで回り終えてしまうという
リオデジャネイロオリンピックで112年ぶりに正式種目として復活するゴルフ。最近は2本のクラブだけでプレーするゴルフなど、その裾野を広げるユニークな活動が生まれているが、特に注目を集めているのが「スピードゴルフ」という競技だ。

「スピードゴルフは、スコアを減らす戦いであるゴルフに、なるべく早いタイムでホールアウトするという“ラン”の要素を加えた競技です。ラウンドスコアとタイムの合計で競います」

そう教えてくれたのは、東京・代々木でツーサムゴルフスタジオを主宰する松井丈プロ。松井プロは日本スピードゴルフ選手権を2連覇し、世界大会にも出場している“トップスピードゴルファー”だ。

「通常のゴルフと同様の18ホール、もしくは9ホールで行い、クラブの上限は7本(通常は14本)。カートは使用できません。タイムを縮めるコツはとにかくダッシュ! 打ったらキャディバッグを持ってダッシュ。ホールとホールの間もダッシュです」

トップ選手になるとキャディバッグを置く時間も削るために、バッグを持ったまま“片手”でパッティングすることもあるのだそう。松井プロもタイム短縮と足への負担を減らすため、ランニング用シューズを履いてプレーしているという。

「暫定球のコンセプトがない、ピンを残したまま打ってよい、スコアは自己申告、などの違いもありますが、スピードゴルフの一番の特徴は“一人でプレーすること”でしょう。通常のゴルフは複数人でラウンドしますが、スピードゴルフは自分だけ。周囲からの精神的な影響が少なくなるせいか、『スピードゴルフをやったらベストスコアを出せた』という人も多いんです」

タイムに追われて余計なことを考えるヒマがないところも、スコア向上につながると松井プロ。では、初心者が挑戦したら良い結果を出せるのだろうか?

「ゴルフとランのスキルが伴っている必要がありますから、初心者は難しいでしょう。ただし、ランに自信がある人なら、好タイムが期待できるかもしれません。私はトライアスロンも行っていて、ランには自信があるんですが、実際にプレーするととてもハード(苦笑)。全力で走って息が上がってしまうとスイングに影響が出ますから。通常のゴルフにはない駆け引きがある。それがスピードゴルフの面白さだと思います」

体力勝負かと思いきや、7本というクラブ選択の段階から、いかにプレーするか“考える力”も試されるスピードゴルフ。来年も日本選手権が予定されているというから、腕と足に自信がある人は挑戦してみては?
(成田敏史/verb)

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