賞金総額200万円!優勝チームにはサポートも

スマホeスポーツでプロになれる?

2016.01.18 MON


次世代型eスポーツイベント「RAGE」。最初の大会となるVOL.1では『Vainglory』をプレイして競う
最近よく耳にする「eスポーツ」という言葉。「エレクトロニック・スポーツ」の略で、対戦型コンピューターゲームを競技化したものだ。スポーツと同様に大会が催され、海外では賞金総額10億円(!)なんてケースもある。日本での認知度はまだまだ低いものの、近年、一般人にも身近な存在になりそうな動きが出てきた。それが、スマホやタブレットを利用したeスポーツだ。

「スマホゲームも少しずつ歴史を重ね、eスポーツに適したオンライン対戦型のゲームがスマートデバイスでも開発できる環境が整い始めています。国内で大会を開催しているタイトルもありますよ」

とは、eスポーツ大会「RAGE」を主催するIT企業CyberZの取締役・大友真吾さん。「RAGE」では、年間を通じて複数ジャンルのゲーム大会を日本国内で開催しているが、このほかにも、昨年にはスマートフォン向けのeスポーツ大会「GO-ONE2015」や『Vainglory』AppBank杯なども開催されている。

「すでに国内でもリーグや大会があるタイトルだと、元有名メーカーのベテラン開発者が作ったバトルゲーム『Vainglory』やOCG(オンラインカードゲーム)の『HearthStone』などが代表的。2016年は他のタイトルも増えてくるはずです」

『Vainglory』は3対3で行うマルチプレイのリアルタイムバトルゲーム。個性豊かな“ヒーロー”の中から好みのひとりを選択し、相手陣地にある巨大なクリスタルの破壊を目指す。相手の動きを読んだ的確なプレイが必要なため、高い戦略性や状況判断能力、チームワークが求められるそうだ。

1月23日には「RAGE」で『Vainglory』の決勝大会が行われる。しのぎを削った60チームのうち、上位4チームが頂上決戦に挑むというわけ。賞金総額は200万円で、優勝チームには「RAGE」からチーム活動のサポート体制も用意される。

これから盛り上がりそうな気配だが、やはり高度な技術は必須…。一般の参加者が入り込む隙はない?

「賞金のかかる大きな大会などでは、普段ゲームをやり込んでいない人では勝ち上がることは難しいでしょう。ただスポーツと同じで、誰でも努力し継続して練習すれば、今から始めても大会で活躍できる可能性は十分にあります」

大友さんによれば、eスポーツとして成立するために規定があるわけではなく、一定のルールの中で競技性があるものは全て対象になる。モバイル特有の通勤や寝る前などの隙間時間で楽しめるようなタイトルの大会が今後開催される…という可能性も。

ちなみに、「RAGE」ではないが、この1月末には『モンスターストライク』の決勝大会が開催予定。人気スマホゲームを使用した大会は続々と予定されており、“モンスト”は優勝賞金2000万円と高額だ。

そうなると、ちょっとした夢も広がる。スマホでプロゲーマーになれる可能性はあるのだろうか。

「現在、国内ではeスポーツの選手として生活するのは難しい状態。ただ、ゲームチームにスポンサーがつき、選手が練習に集中できる環境が少しずつ整ってきています。プロゲーマーの専門学校ができるなど、人材育成の点でも前向きに進み始めているので、今後“ゲームを仕事にする”動きが加速する可能性は大いにあると思いますし、我々もその一翼を担っていきたいと思っています」

eスポーツの参加者は10~30代の男性がメイン層だが、CyberZが開催したイベントには若い女性の参加者もいたそうで、視野は着実に広がっている。腕に覚えがある人は一度挑戦してみると、新たな未来が拓ける…かもしれない。
(おきざき/HEW)

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