球春到来! にわかファンでも宮崎・沖縄を訪れてみる?

プロ野球キャンプおっかけ旅ガイド

2016.02.04 THU


実際に球場を訪れると、こんなに近くで練習を見学することができる
日本列島を40年ぶりの大寒波が襲った1月。まだまだ寒い日が続いても、野球ファンにとっては球春到来! 2月1日からキャンプが始まっている。

ここ数年の「カープ女子」に代表される女性ファンの増加を見て、「自分もプロ野球のキャンプ体験しようかな」、と思う人もいるかもしれない。ただ、最近ファンになった人にとっては、キャンプはどう楽しめばいいかわからない点も多いはず。そこで、今からでも間に合う「キャンプおっかけ旅」のポイントを紹介したい。

今回、取材に協力してもらったのは旅行会社H.I.S.の竹綱正英さん。2012年から毎年、ヤクルト球団公認のキャンプツアーを実施中で、「女性ファンが今、とても増えていますね。今年で5年目を迎えたツアーですが、今では約6割の方が女性ファン。今年は優勝効果か、募集開始から1週間ほどで定員に達しまして、嬉しい悲鳴を上げています」とのこと。

そこで、女性ファンが多いという2球団、ヤクルトと広島の詳しい内容をリサーチしてみた。

●ヤクルトスワローズ
ヤクルトツアーの人気の秘訣は、選手との記念撮影あり、野球教室あり、サプライズゲストありと、様々な企画もさることながら、選手宿舎であるホテル日航那覇グランドキャッスルに泊まれる、ということも大きい。他球団でも球団主催のキャンプツアーはあるが、選手と宿舎は別、という企画がほとんどだ。

●広島カープ
女性ファンが多いとされるカープの場合、「ANAで行く!広島東洋カープ沖縄キャンプ応援ツアー」(※発着空港は広島空港か松山空港のみ)があるものの、宿は11ある指定ホテルから空席状況などを照らし合わせながら選択するシステムで、必ずしもカープの選手宿舎と同じホテルになるわけではないという。ちなみに、こちらもヤクルトのツアー同様、1月25日時点で満席になりつつある状況だ。

今からツアーに申し込むのは難しいが、選手と同じ宿舎に泊まるだけであれば、まだチャンスはある。というのも、各球団がキャンプで使用する宿舎は球団貸し切りではなく、一般旅行者も利用可能だからだ。

「球団が利用する宿舎でも、平日であればまだ部屋に空きがあるホテルはあります。飛行機代金もあわせて、沖縄本島なら2泊3日で3万~4万円台、ロッテキャンプ地の石垣島なら2泊3日で4万~5万円台の予算で利用することも可能です」(H.I.S.竹綱さん)

ただし、この時期はプロ野球ファンに加えて、旧正月休みを利用しての海外旅行者、大学生の卒業旅行などでも観光客が多いため、いつも空いている、というわけではない。加えて、Jリーグクラブなど他競技もキャンプで使用していたり、キャンプ取材のマスコミが大量に部屋を押さえたりする場合もあるため、早めにチェックをしておきたい。

各球団の今季キャンプ地・宿泊地(※一軍メンバー)は以下の通り。休養日は各球団で異なるため、スポーツ紙や各球団サイトで事前チェックすべし。

【セ・リーグ】
■東京ヤクルトスワローズ:2/1~2/25
キャンプ地:浦添市民球場(沖縄県浦添市)/宿舎:ホテル日航那覇グランドキャッスル

■読売ジャイアンツ:
[一次※2/1~2/14]キャンプ地:宮崎県総合運動公園(宮崎県宮崎市)/宿舎:ANAホリデイ・イン・リゾート宮崎
[二次※2/16~2/25]キャンプ地:沖縄セルラースタジアム那覇(沖縄県那覇市)/宿舎:ロワジールホテル那覇

■阪神タイガース:2/1~2/29
キャンプ地:宜野座村野球場(沖縄県国頭郡宜野座村)/宿舎:沖縄残波岬ロイヤルホテル

■広島東洋カープ:
[一次※2/1~2/19]キャンプ地:天福球場/東光寺球場(宮崎県日南市)/宿舎:日南第一ホテル、ホテルシーズン日南
[二次※2/20~2/28]キャンプ地:コザしんきんスタジアム(沖縄県沖縄市)/宿舎:東京第一ホテル オキナワグランメールリゾート

■中日ドラゴンズ:2/1~2/29
キャンプ地:北谷公園野球場(沖縄県中頭郡北谷町)/宿舎:ルネッサンスリゾートオキナワ

■横浜DeNAベイスターズ:2/1~2/28
キャンプ地:宜野湾市立野球場(沖縄県宜野湾市)/宿舎:ラグナガーデンホテル

【パ・リーグ】
■福岡ソフトバンクホークス:2/1~2/29
キャンプ地:宮崎市生目の杜運動公園(宮崎県宮崎市)/宿舎:シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート

■北海道日本ハムファイターズ:
[一次※2/1~2/15]パドレス・ピオリアスポーツコンプレックス(アリゾナ州ピオリア)
[一次※2/17~2/27]キャンプ地:名護市営球場(沖縄県名護市)/宿舎:ホテルゆがふいんおきなわ

■千葉ロッテマリーンズ:
[2/1~2/19]キャンプ地:石垣市中央運動公園野球場(沖縄県石垣市)/宿舎:石垣リゾートグランヴィリオホテル

■埼玉西武ライオンズ:2/1~2/19
キャンプ地:南郷中央公園(宮崎県日南市)/宿舎:日南海岸南郷プリンスホテル

■オリックス・バファローズ:2/1~2/28
キャンプ地:清武総合運動公園(宮崎県宮崎市)/宿舎:宮崎観光ホテル

■東北楽天ゴールデンイーグルス:2/1~2/11
キャンプ地:久米島野球場(沖縄県久米島町)/宿舎:リゾートホテル久米アイランド

ちなみに、交通の便について竹綱さんに聞いたところ、「キャンプおっかけ旅」をするうえで、欠かせないアイテムはレンタカーとのこと。

「日本ハムとDeNAは宿舎と球場が隣接していますので、徒歩でも支障はありません。ただ、それ以外の球団はほとんどが宿舎から球場まで車で15~40分ほどの距離。路線バスの本数も少なく、また利便性があまりよくありません。日帰りや1泊であればタクシー利用でもいいかもしれませんが、できればレンタカーのご利用をおすすめします」(H.I.S.竹綱さん)

今年のキャンプは大きく分けて宮崎組(巨人、広島、ソフトバンク、西武、オリックス)と沖縄本島組(ヤクルト、巨人、阪神、広島、中日、DeNA、日本ハム)に分けられる。近年、野球ファンに人気なのは沖縄本島のどこかに宿を構え、応援するチーム以外のキャンプ地も見て回り、空いた時間で観光も楽しむ、というスタイル。当然、この楽しみ方をする場合はレンタカーが必須だ。

ほかにも、キャンプ中は球団が様々なファンサービスを企画してくれて、シーズン中以上に気軽にサインに応じてくれる。その一方で、同じキャンプ地にいるからといって、球場や練習場以外で選手と出会えるチャンスはほとんどない。かつては練習後、繁華街に繰り出す選手、というのはキャンプおなじみの光景だったが、最近の選手は皆、真面目。食事は宿舎でとることがほとんどだ。

まずはホテルの予約状況を調べつつ、宿舎内で偶然に遭遇することを期待した方がよさそうだ。
(オグマナオト)

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