地底湖、石筍…ダンジョンの異世界に感動

親子で探検!神秘の鍾乳洞 BEST5

2016.02.22 MON


秋芳洞の内部。鍾乳洞内の気温はほとんどの場合、年中一定。その鍾乳洞がある地域の年間平均気温になることが多いため、夏は涼しく冬は暖かく感じられるという。季節を問わず楽しめるレジャーだ

地底湖、石筍…ダンジョンの異世界に感動



ネイチャー体験ツアーのひとつとして近年注目度が高まりつつある「洞窟ツアー」。洞窟探検プロガイドチームCiaO!(ちゃお!)のガイドリーダー・松下剛士さんによると、洞窟ツアーの魅力はなんといっても「非日常感」。一歩足を踏み入れるだけで別の惑星に降り立ったかのような感覚に。幻想的な洞窟なら、男の子の冒険心を満たせること間違いなし! ということで、親子連れで楽しめるオススメの洞窟ベスト5を松下さんに紹介してもらった。

●第5位)あぶくま洞(福島県・田村市)
~竜宮殿、石化の樹林…千変万化する全長600mの地下世界

「鍾乳石の種類トップクラスのあぶくま洞。いろいろな形の鍾乳石を見ることができますが、中でも『シールド』と呼ばれる平たい鍾乳石は非常に珍しいものです。また、日本で初めて舞台演出用の調光システムが設置された『月の世界』というエリアでは、暗闇の中から月面に日が昇り、沈んでいくまでの世界を演出。幻想的な世界に浸れますよ」

●第4位)入水鍾乳洞(福島県・田村市)
~全長900m!ケイビング体験もできる天然記念物

「ドキドキワクワクしたいなら、日本には少ない体験型の鍾乳洞である入水鍾乳洞がオススメです。A、B、Cの3コースがあり、Aコースは普段着のまま行けますが、はしゃぎ過ぎるとびしょ濡れに。B、Cコースにいたっては、体感温度的には氷水? と思うほど冷たい水温10℃以下の地下水に膝まで浸かったり、四つん這いになったりしながら進むハードな内容になっています。現地でレンタルできる装備もありますが、防寒対策や着替えをはじめ、心の準備をしっかりと整えて思いっきり楽しみましょう!」

●第3位)龍河洞(高知市・香美市)
~日本三大鍾乳洞の冒険コースに親子で挑戦!?

「日本三大鍾乳洞の1つで、『神の壺』と名付けられた鍾乳石に取り込まれた弥生式土器は考古学上の世界唯一の資料として知られています。よく整備された洞窟と違って、『冒険コース』という洞窟内の手つかずのところを探検できるツアーがあるのも龍河洞の魅力。ヘルメットやヘッドライトなどの本格的な装備を身につけて、探検家の気分を味わってみてはいかがでしょうか?」

●第2位)龍泉洞(岩手県・岩泉町)
~美しき青の地底湖は必見! 謎を秘めた神秘の鍾乳洞

「龍泉洞の見どころは何といっても『水』。洞窟の上には宇霊羅山(うれいらさん)という神秘的な山があり、その山に降った雨が長い時間をかけてろ過された湧き水が一滴一滴集まって、地下河川と地底湖を創りだしています。深さ120mあるといわれている8つの地底湖は世界有数の透明度を誇り、その目の覚めるような青色の美しさ、幻想的な空間に感動しない人いないでしょう! 龍泉洞もまた日本三大鍾乳洞の一つで、洞内に棲むコウモリと共に国の天然記念物に指定されているんですよ」

●第1位)秋芳洞(山口県・美祢市)
~地下100mに広がる異世界! 東洋一の巨大鍾乳洞

「日本三大鍾乳洞の1つで、総延長10km以上とされる空間の大きさや美しさは東洋随一。特別天然記念物に指定されています。特に『百枚皿(リムストーン)』と呼ばれる皿上の鍾乳石がいくつも連なった景色は迫力満点。観光鍾乳洞を出た後は秋吉台の地上に出れば、数百の洞窟と一面白い石灰岩で覆われた絶景を見ることができます。近くの秋吉台科学博物館では、洞窟のことを知るための情報がたくさん。洞窟三昧の時を過ごせますよ!」

「異空間にいるかのような洞窟の中では、ちょっぴり不安になってしまうお子さんも少なくありません。そんなときに、普段とは違う頼りがいがあってかっこいいお父さんの姿を見せれば、親子の絆を深めるチャンスになりますよ!」と松下さん。冒険のロマン溢れるレジャーをお探しの人は、ぜひ幻想的な地底世界へでかけてみて。
(有栖川匠)

※いずれも年中無休。営業時間は季節によって変動あり。
  • 龍泉洞:5色に変化するライトアップで、幻想的な雰囲気を楽しめる龍泉洞内「月宮殿」
  • 龍河洞:龍河洞内に暮らしていた弥生人によって置き忘れられた壺。2000年の年月をかけて石灰岩に埋まり「神の壺」と称されるように
  • 入水鍾乳洞:探検コースのBコースの最深部にある、カボチャの形をした「カボチャ岩」。そのチャーミングな見た目が子どもに人気
  • あぶくま洞:まるで月面に降り立ったような気分になれる「月の世界」。季節によってライトアップも行われている

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