公道走行が可能! 旅先でのちょっとしたツーリングにも最適

折り畳んで持ち運び可「近未来型電動バイク」に胸熱!

2016.06.10 FRI


バイクらしからぬフォルムの「UPQ BIKE me01」。電動なので排気音がなく、静かで安定した走りも特徴だ。4段階発進時アクセル切替機能や給電用USBポート付きなど機能性もバッチリ 写真提供:UPQ
原付バイクといえば、なんとなくもっさりしたデザインだし駐車できる場所を探すのにも苦労するしと、便利だけどイマイチ扱いにくいという印象を持っている人もいるだろう。

しかし、そんな原付のイメージを覆す新型バイクが今年の8月に発売される。その名も「UPQ BIKE me01」。なんでも「電気エネルギーで動く折りたたみバイク」ということなのだが、果たしてどんな製品なのか。メーカーのUPQ(アップ・キュー)代表取締役の中澤優子さんに話を聞いてみた。

「リチウムイオンバッテリー搭載で、100%電気で動くバイクです。家庭用コンセントで充電し、1回の充電当たりの電気代は約9円程度(※1)、バッテリーは約3.5時間で充電できます。フル充電状態なら最長35kmほどの走行が可能(※2)。最高速度約30km/hで車両区分は原動機付自転車なので、もちろん公道を走ることができます。折りたためば車のトランクにも積めますよ」(中澤さん)

総重量は約18kgで、女性でも車に積めるほどの軽さだとか。それなら旅先でちょっとしたツーリングを楽しむ…なんてこともできるし、駐車スペースがなかなかとれない都心部のマンションやアパート住まいの人にとっても魅力的だ。

「実は、これまであった海外向けの同様形状の電動バイクのほとんどは最高速度18~20km/h程度。この速度では、日本の公道は逆に遅すぎて危なくて走れないと考えました。そこで、30km/hまで出しても安全に乗れるように開発しました。100~120kgの荷重でも速度が落ちず、さらに電池の消耗も抑えないといけないので、その調整が大変でしたね」(中澤さん)

もともとUPQはスマートフォンやスピーカーなどのデジタルガジェットを開発・販売してきた会社。これまで付き合いのあった工場を訪ね歩き、それぞれの得意な分野を活かして開発に協力してもらったという。

「“電気が通うものならなんでもつくってよし”というのが当社のスタンス。今回のバイクも、正直その中でたまたまスポットを当ててもらえただけという感じですね(笑)。最近よく言われている車離れ、バイク離れは運転していてかっこよく見えないからじゃないかという思いがあり、乗る人も乗らない人も『なにこれ!』と興味を持ってもらえるようなものを開発しようとチャレンジしたんです」(中澤さん)

その発想は、今までの原付バイクの常識を覆すようなデザインにも現れている。未来っぽいワクワクできるようなフォルムを追求し、さらに折りたたんだ時の見え方にもこだわった。かくして、コンパクトでエコロジー、さらにスタイリッシュな“バイクに見えない”電動バイクが出来上がったというわけだ。

今年4月末に発表して以降、「小さい地方のバイクショップだが取り扱えるか」「海外で代理店を営んでいるが取り扱えるか」など販売店から問い合わせが殺到しているのはもちろん、意外なところでは「キャンピングカーレンタルのオプションに」なんてニーズもあるそう。メーカー希望小売価格は12万7000円(税抜)。この「UPQ BIKE me01」がバイクに新しい潮流を生み出すことになるのか、発売が楽しみだ。

(大久保春日/Office Ti+)

(※1)東京電力等一般的な契約で、バッテリー残量ゼロから満充電した場合の目安
(※2)25km/h定地テスト値、乗員55kg、バッテリー新品、 気温25°C、乾燥路面、無風の条件下での数値

  • 車のトランクにも十分乗るサイズ。キャンプシーンでも活躍しそうだ 車のトランクにも十分乗るサイズ。キャンプシーンでも活躍しそうだ 写真提供:UPQ
  • スピードなどを表示するモニターの下部には、防水キャップ付きのUSBポートがある 写真提供:UPQ
  • タイヤサイズは前輪・後輪ともに315mm。軸間距離(前後のホイールの中心を結んだ距離)は約870mm タイヤサイズは前輪・後輪ともに315mm。軸間距離(前後のホイールの中心を結んだ距離)は約870mm 写真提供:UPQ

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