初めて訪れる人が押さえておきたいオススメ作品を選定!

「瀬戸内国際芸術祭」アート旅の見どころ12選

2016.08.19 FRI


今や100万人もの来場者を集めるなど、世界に誇るアートイベントとなった瀬戸内国際芸術祭。瀬戸内の島々を舞台にした3年に1度の現代アートの祭典に、「一度は足を運んでみたい」と思っている人も少なくないだろう。そこで、秋までしっかり楽しめる新作を中心に、初めて訪れる人にピッタリな見どころを、事務局にレコメンドしてもらった!

●1)「讃岐の晩餐会」(高松港周辺)


※参考写真
※参考写真
国の特別名勝栗林公園で開催される食のイベント。日本を代表する演出家、羊屋白玉が主催する「指輪ホテル」によるパフォーマンス上演の鑑賞と、食のアーティストのEAT&ART TAROによる瀬戸内の食材をふんだんに使ったコース料理(オリーブ牛のローストビーフやカンカン寿司ほか)が楽しめる。食と芸術のマリアージュを楽しもう。

●2)「国境を越えて・潮」(小豆島)


※作品イメージ
※作品イメージ
台湾のアーティスト、リン・シュンロンの作品。浜辺に立つのは196体の砂でできた子供の人形。これらは世界の国の数を表しているとか。芸術祭閉幕までに徐々に溶けて消えていく、これぞ現代アート的な作品!

●3)「オリーブの夢」(小豆島)


オリーブ

撮影:Yasushi Ichikawa
こちらも台湾人アーティスト、ワン・ウェンチーの作品。棚田の風景に立つ、約4000本の竹で編んだ高さ15mもの巨大ドームだ。中に入れば、思わず暑さを忘れる空間が出現する。

●4)「西浦の塔(OKタワー)」(女木島)



※作品イメージ
※作品イメージ
タイ出身のナウィン・ラワンチャイクンの作品。人口わずか20人ほどの女木島西浦集落の人々の肖像画で作ったのは、12mのタワー。アジアンコミックテイストの楽しい作品に仕上がっている。

●5)ISLAND THEATRE MEGI「女木島名画座」(女木島)



ISLAND

撮影:Yasushi Ichikawa
映画をテーマにした作品を描き続ける作家、依田洋一朗が、空倉庫の壁や天井などをペイント。古い映画館に仕立てあげた作品。なんと実際に映画の上映も行われるのだとか。


●6)「直島パヴィリオン」(直島)



所有者:直島町 設計:藤本壮介建築設計事務所
所有者:直島町 設計:藤本壮介建築設計事務所
撮影:福田ジン
建築家・藤本壮介が直島に新たに作った作品。27の島々で構成される直島町の、28番目の島…というコンセプト。海面に浮かぶ蜃気楼や、浮島のように見える。


●7)「ささやきの森」(豊島)



※作品イメージ
※作品イメージ
世界的にも著名なフランス人の巨匠、クリスチャン・ボルタンスキーの新作がコチラ。大切な人の名前がついた400個の風鈴の音が、森の中に響き渡る優雅な作品だ。


●8)「アキノリウム」(男木島)



アキノリウム
音が出る作品を手がける作家・松本秋則の手による、竹と木からできたサウンドオブジェと影絵の作品。不思議な癒しの空間は、女性からの人気を集めているそう。

●9)「宇野のチヌ」(宇野港周辺)



宇野のチヌ

撮影:中村脩
アートユニット・淀川テクニックが手がけた、なんと家庭ゴミから作ったという瀬戸内のチヌ(黒ダイ)を模したオブジェ。宇野港のシンボルとしてもすっかりおなじみだ。


●10)「国境を越えて・海」(高松港周辺)


海

撮影:Yasushi Ichikawa
台湾から黒潮に乗って流れ着いた植物の種がモチーフという、リン・シュンロンの作品。高さが9mもあり、高松港の新たなシンボルとなっている。


●11)「ククリヒメノソノ」(小豆島)




撮影:Yasushi Ichikawa
入江早耶による、消しゴムのカスから作った十数cmほどの観音像。実は、掛け軸や絵から消しゴムで色を写し取って作っている。消しゴムが触媒となり、2次元が3次元に変換されている作品だ。

●12)「小豆島の木」(小豆島)



小豆島

(c)Chukyo Ozawa
昨年のUBEビエンナーレ大賞受賞者 竹腰耕平の作品、切り株の根を切らずにそのまま掘り起こし、倉庫の天井から吊るした作品、倉庫全体に広がる根は最長部で16mにも及ぶ。

2016年は「海の復権」をテーマに、世界34の国と地域から、220組を超えるアーティストが240を超える作品とイベントを実施する。夏会期は9月4日(日)までで、秋会期は10月8日(土)から11月6日(日)までとのこと。

さらに定番の地中美術館、豊島美術館も押さえたいが、瀬戸内海の島々で行われるだけに、すべて見るためには1週間ほどかかるとか。時間のない人は、船便の多い高松港、宇野港を起点に巡ることで、日帰りや1泊2日でも十分楽しめるそう。3シーズン利用可能なパスポート(大人5000円)のほか、3日間のフェリー乗り放題乗船券(大人2500円)などを駆使して、オトクに見学することもできる。綿密に計画を練って、アート三昧の休日を楽しんでみてはいかが?

(吉々是良)

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