ハードすぎず楽すぎず…子連れにも!プロに聞くお薦めコースは?

「登山・トレッキング+α」旅 初心者向けコース5選

2016.08.22 MON


秋にかけて「山登りやトレッキングに挑戦したい!」という人は多いはず。そこで悩むのがコース選びだ。最初から本格的すぎるのは荷が重いし、かといって、ラクすぎると達成感に欠ける。それなりに“歩き甲斐”がほしいところ。さらに、歩く以外にも楽しむ要素あれば理想…。そんな、初心者にオススメのコースはないだろうか。

そこで、登山雑誌『PEAKS』に親子登山の記事を連載し、アウトドアのニュースサイト「A kimama」を運営する滝沢守生さんに取材。「関東近郊」で、「泊まりがけ」で行くほどの歩き甲斐がある場所、さらに「プラスα」の楽しみも期待できる初心者コースを選んでもらった!

●1)麦草峠で、森林散策と山小屋体験(長野県茅野市および佐久穂町)



八ヶ岳の北側にあり、標高2000mを超える麦草峠。峠まで国道が通っており、車であっさり行ける。トレッキングを楽しむのはそこからで、近くにある白駒池周辺は「コケの森」と呼ばれる森深きエリア。原生林とコケによる非日常の空間は、一周3~4時間ほどの初心者向けトレッキングコースだ。また、峠にある「麦草ヒュッテ」は、赤い屋根が目印のかわいい山小屋で、小さな子どもと一晩過ごすのに最適。東京から車で3時間半ほどのスポット。

●2)飯盛山で、登山と下山後のソフトクリーム(長野県南佐久郡南牧村)


飯盛山
東京から車で3時間半ほどの場所にある長野県の飯盛山。標高は1643mで、「しし岩」という登山口から片道2時間ほどで登れる。草原の広がる山頂は、八ヶ岳や南アルプス、ときに富士山も眺望できる絶景スポット。リゾート地の清里が麓にあり、そこで宿を取るのがベスト。なかでも「キープ協会」は年間100万人が訪れるリゾート宿泊施設で、「清里寮ソフトクリーム(400円)」は有名。下山後に食べると格別だ。

●3)栂池自然園で、トレッキングと湿原の紅葉を楽しむ(長野県北安曇郡小谷村)


栂池
長野県白馬地方にある栂池(つがいけ)高原。標高831mの栂池高原駅からゴンドラとロープウェイ(大人片道1920円~)が出ており、1850mの高さまで楽々上がれる。ここから日本有数の高層湿原「栂池自然園(入園料:大人300円、小人250円)」が広がっており、秋は紅葉シーズン。フルで周れば歩いて4時間半ほどのコースであり、トレッキング感も十分だ。宿は、自然園の中にある山小屋の「栂池ヒュッテ」もいいし、麓の白馬村で確保するのもアリ。東京から車で5時間弱ほど。

●4)尾瀬ヶ原で、木道散策と日本離れのロケーション(福島県南会津郡檜枝岐村など)


尾瀬ヶ原
湿原として有名な尾瀬ヶ原。東京から3時間半ほどの尾瀬戸倉(群馬県)に車を止め、約30分のシャトルバスで鳩待峠へ。そこから片道1時間ほど歩くと“山の鼻”という尾瀬ヶ原の入り口に着く。山の鼻までは下りになるので体力的につらくない。あとは尾瀬ヶ原に渡された木道を歩きながら、湿原植物とロケーションを堪能しよう。山の鼻エリアに宿舎があるので、そこで一泊するのも可。秋は一番混むので、連休は避けたほうがベターだ。

●5)那須岳で、荒々しい山登りと下山後の温泉(栃木県那須町)


那須岳
那須岳は火山のひとつで、標高1915m。山肌はゴツゴツと岩が出て、標高が高く草木もない。これまでのコースと違って荒々しい様相だ。ただし、山麓からロープウェイ(大人片道750円)が出ており、終点駅から約1時間で山頂に達する。見た目ほどきつくなく、しかも登山感を存分に味わえる。下りは、ロープウェイを使わず歩くのがオススメ。噴気孔などを見ていこう。さらに下山後は山麓の温泉へ。火山の膝下だけあり、良質な温泉施設が並ぶ。東京から車で4時間弱の距離だ。

初心者が登山・トレッキングをする際のコツは、「情報を集めて準備をきちんとし、時間に余裕を持つこと」と滝沢さん。一泊するゆったりプランで、自然の中を歩いてみよう。

(有井太郎)

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