ディープな雰囲気がたまらない!

人気サイト「居酒屋礼賛」選!全国レトロ飲み屋街5

2016.09.01 THU


店の看板がずらりと並ぶ、ディープな雰囲気の野毛の「都橋商店街」。1964年の東京オリンピック開催に際し、野毛本通りの美化のために露店・屋台が収納されて出来たそう。2階建ての長屋風の形状から、「ハーモニカ横丁」とも呼ばれている
新宿のゴールデン街や思い出横丁、吉祥寺のハモニカ横丁など、都内にはさまざまなレトロ飲み屋街があり、最近は若い層や外国人観光客が増えている。こういったディープなレトロ飲み屋街は、地方にも残っているはず! そこで、1998年から都内を中心に1000軒以上の飲み屋を訪れて紹介している個人サイト「居酒屋礼賛」の主宰・浜田信郎さんに、古き良き昭和の雰囲気を色濃く残す、地方の飲み屋街5選を教えてもらった。

■老舗から若い人の店まで…初心者も楽しみやすい?「野毛」(神奈川)


戦後闇市の雑多な雰囲気を残す、桜木町駅と日ノ出町駅の間に位置する一帯。中心部の野毛小路には、1950年創業の焼き鳥屋「末広」や1952年創業の「若竹」など老舗がずらり。また、中心部からやや離れた大岡川沿いには、「都橋商店街」と呼ばれる2階建ての長屋風の建物が印象的な通りがあり、わずか100mほどの通りに約60軒、個性的な飲み屋が軒を連ねている。「昔はクセが強くて入りにくい店も多かったけれど、いまは若い人の店も増えてきて、入りやすいです」(浜田さん・以下同)。

■ホッピー好きにはたまらない! 「若松町」(神奈川)


横須賀中央駅東口側にある若松町界隈は、浜田さんいわく、「ホッピー文化が栄えている町」。その代表格が、駅を出てすぐの路地にある1953年創業の大衆酒場「中央酒場」。ホッピーの販売会社が推奨する焼酎の量よりも多めに出す「横須賀割」の発祥の店だそうで、オープンの朝10時から呑兵衛が集うそう。同店を皮切りに、町の中心部に進むと、飲み屋の密集地帯がある。なかでも、店頭で立ち食いできる1962年創業の「相模屋」の焼き鳥は、1本70円で「横須賀っ子のソウルフード」と呼ばれるほど地元民に親しまれているそう。

■バラエティ豊富な屋台もあり! 「呉中通」(広島)


呉駅から徒歩5分、36万個のレンガが敷き詰められたアーケード商店街「れんがどおり」をメインに碁盤目状に区分けされた飲み屋エリア。川沿いには、電気と上下水道が整備された屋台街「赤ちょうちん通り」もあり、ラーメンやおでん、お好み焼き、イタリアン、焼き鳥などの専門屋台が13軒ほど並んでいる。ホルモン料理を出す店が多いのも特徴で、浜田さんのお気に入りは、「富士さん」の「ホルモン焼きそば」。「市公認の屋台街なので安心。れんがどおり周辺で飲んで、屋台に流れるのが、この街の定番ルートです」(浜田さん)。

■地元海鮮とハイボールに舌鼓 「松山二番町」(愛媛)


松山城の城下町として栄えたエリアにある繁華街。6駅ほど離れた場所にある日本最古の温泉「道後温泉」の帰り道に飲みに来る地元民も多いそう。浜田さんのイチオシ店は、1958年創業のトリスバー「サントリーバー露口(つゆぐち)」。濃い口のハイボールは、銀座の名店「ロックフィッシュ」のハイボールと合わせて“2大ハイボール”だと太鼓判を押す。このほか、瀬戸内地方の海鮮を使用した「はしまや」や「鯛や」など、地方ならではの食材を楽しめる居酒屋も人気とか。

■どこもリーズナブル! 飲み屋街の密集地帯 「魚町」(福岡)


1951年に日本初のアーケードをかけた小倉駅前の商店街「魚町銀天街」から、“北九州の台所”旦過市場(たんがいちば)まで抜ける通りは、飲み屋の密集地帯。「魚町銀天街」にある1953年創業の大衆居酒屋「武蔵」の生ビール1杯300円をはじめ、リーズナブルに飲める店が多い。付近には、日本で初めて焼きうどんを考案したという店「だるま堂」など、和洋中の飲食店が並ぶ「鳥町食堂街」もある。さらに、旦過市場の奥の路地裏には、古い建物に入った居酒屋やバーが入る「新旦過飲食街」もあり、ディープな雰囲気を醸し出しているそう。

どの飲み屋街も個性的で、各地の歴史や文化に触れられるのが魅力。浜田さんいわく、最近では女性ひとりや、友だち同士で来ている人も多いそうなので、素敵な出会いも期待できそう! 出張や遅めの夏休み、シルバーウィークの旅行などで地方を訪れる際は、その土地のレトロ飲み屋街に足を運んでみては?

(赤木一之/H14)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト