食べて海外旅行気分! 東京で楽しめる“異国”料理店3選

名物オヤジが作る「チリの漢の料理」

2016.09.10 SAT


貸し出しも可能な民族衣装を着てくれたエドゥアルドさんはとっても陽気なナイスガイ!
あっというまに夏は過ぎ、秋の足音が聞こえてこようかというこの頃。夏休みは日本を離れて海外で過ごす…そんな夢想の願いは叶わず“夏の燃え残り感”に悶々としている人もいるのではないでしょうか。

そこで提案したいのが、日本に居ながらにして手軽に旅行気分が(文字通り)味わえる異国の料理体験。ただしフレンチ、イタリアン、中華では日常と変わりません。ナショナルジオグラフィックのWeb版で「世界魂食紀行」の連載を持つ中川明紀さんに、一風変わった国の料理が食べられるお店を挙げていただき、期待に腹を膨らませ行ってみました他所の国!

■新中野「La Casa de Eduardo(ラ・カーサ・デ・エドゥアルド)」


モアイ像が目印のこのお店。アラカルトでの注文ではなく基本的にお任せのコース仕様となっています。ここでは中川さんおすすめかつ、チリの国民食である小麦粉の生地で具を包んだ料理「エンパナーダ」とグラタンのような「パステル・デ・チョクロ」のみを、特別にいただくことに。

出迎えてくれたのは、チリ人オーナーシェフのエドゥアルドさん。「せっかくだから、作るところも見て行ってよ!」と厨房から出てきて客用のテーブルで調理を始めてくれました。

「これは、私のママが作ってくれていたエドの家庭のレシピね。ここでイタリアンパセリ入れるんだけれど…、あれ? 今日は無いね。代わりにバジルにしちゃおう。大丈夫、チリでもバジルで作る時あるし、これも美味しいよ。私の料理はラフ。いい加減よ、でも美味しいのは保証するよ」

色々とアバウトなのだが、それもまた魅力。なにせ店の名前を直訳すれば「エドゥアルドの家」。知り合いのチリ人の家に遊びに行った、そんな感覚で楽しむのがこの店のお作法なのだ。

牛ひき肉とゆで卵、オリーブの実を小麦粉の生地で包んだエンパナーダは、さしずめミートパイといったところで、珍しいながらも、日本人の舌でもどこか勝手知ったる安心の味。一方、パステル・デ・チョクロは皿に牛ひき肉、粗くつぶして煮たトウモロコシ、焼いたチキンをほぐしたもの、ゆで卵、オリーブの実を層状に敷き詰めてオーブンで焼いた料理。こうしたトウモロコシの使い方をする料理は、日本人には未体験ゾーン。おいしい異国体験となりました。

  • エンパナーダ ゆで卵、ひき肉、オリーブの実を生地で包むエンパナーダ
  • チリ料理 エンパナーダ(奥)、パステル・デ・チョクロ(右)とサービスのトマトサラダ

最後にチリ料理の全般的な特徴をエドさんに聞くと、こんな答えが返ってきました。

「トウモロコシ、トマト、ポテトはほぼ毎日口にする食材。調味料やスパイスは控えめで、塩、コショウ、あとは風味をつけるためにニンニクや生のオレガノを使うぐらい。チリの料理はそんなシンプルなものが多いです。それから日本人の料理、というか外食する姿はちょっとせわしなく感じますね。チリでは食事はもっとゆっくり、会話をしながらリラックスして楽しむもの。私の店ではそうしたチリの雰囲気を感じてもらいたいです」

なるほど、おまかせコースは3000円からで注文でき、5000円を払えば一部を除いて基本的に飲み放題、食べ放題&何時間でもお店に居放題という驚きのシステムとなっています。エドさんの強烈なキャラクターのファンになれば、きっとあなたも通いつづけることになるでしょう。

(写真・文=宇都宮雅之)


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La Casa de Eduardo(ラ・カーサ・デ・エドゥアルド)

場所・東京都中野区中央4-1-8 富士シャトー1F
営業・11:00~23:00 ※店を空けていることもあるので、事前問い合わせが◎
休・要問い合わせ
問・03-3382-8232、090-6508-4649

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