漫画家・真鍋昌平さんの朝食を公開!

『闇金ウシジマくん』ヒットの秘訣は「トマト」?

2016.09.22 THU

食生活「悪」習慣 改善講座


締め切り後の朝食。メインのお皿(中央)はアスパラ・キノコのソテー・トウモロコシ・冷製スープ・巨峰。さらに、サラダ(右下)、トマトジュース(右上)と盛りだくさん
飲み会、接待、徹夜残業……忙しいと、どうしても夜型の生活に陥りがち。生活リズムが乱れている時でも、やっぱり朝食は摂ったほうがいい? 「できるビジネスマンの朝食」を紹介する今連載、第2弾は、漫画『闇金ウシジマくん』の作者・真鍋昌平さん! 漫画家という仕事柄、徹夜での作画や深夜の取材・打ち合わせもあり、生活のリズムが乱れがちだというが、ヒット作を出し続けるクリエイティブな思考を作る朝食とは?

「朝ごはんは基本、家にある野菜を使って作っています。僕はよくお酒を飲むので、朝食を作る時は材料にトマトを取り入れるのがポイント。あと、パンをよく食べるのですが、4種類以上の具材をのっけるなどして、バランスのよい食事になるよう心がけています。今回は、サルサソースとマヨネーズを混ぜたソースをトーストに塗って、その上にトマト、マッシュルーム、ブラックオリーブ、炒めたオイルサーディンとにんにくをのせ、粗塩で味をととのえてみました」(真鍋さん、以下同)

『闇金ウシジマくん』といえば、闇金業者の社長・丑嶋馨とその客たちをとりまく社会の闇を描いた物語。その作者ともなれば、食べるものもハードボイルド……と思いきや、出てきた朝食はすごくオシャレ! 野菜を中心としたメインディッシュに、冷製スープとサラダ、そして様々な具材がのったトーストにトマトジュース。カフェ顔負けのカラフルな朝食に度肝を抜かれる。

オイルサーディン等の具材をのせて焼いたトーストと、野菜嫌いなスタッフのために急遽炒めていただいたウインナー
オイルサーディン等の具材をのせて焼いたトーストと、野菜嫌いなスタッフのために急遽炒めていただいたウインナー
メインプレートに添えられた冷製スープは、にんにくと玉ねぎとマッシュルームを炒めた後、牛乳・生クリームを加えて煮込み、ミキサーにかけて、隠し味にブルーチーズを加えて作った一品。品数も多く、かなり凝った料理に見えるが、もしかして毎日こんな朝食を……?

「いやいや(笑)。自分で朝食を作るのはオフの日ぐらい」と、真鍋さん。仕事が忙しい時は、外食やコンビニで済ませてしまうという。

「仕事をしている時は、原稿以外のことで悩みたくないので、いつも決まったものを買っています。セブン-イレブンならレタスが入ったサンドイッチとコロッケ、ココイチならメンチカツの4辛、松屋なら牛丼と機械的に選んでいますね。食べる時間もバラバラだし、胃が活動すると体力が削られて眠くなるので、集中したい時は何も食べないこともあります」

さらに、朝から翌日の昼まで、寝ず食べず、ぶっ通しで描き続けたこともあったという。食事で使うエネルギーすら創作に費やすハードワークぶりだが、そうした極限状態の中でヒット作は誕生していたのだ。ただし、「それでもやっぱり朝食は大切」と真鍋さんは言う。

「徹夜して生活サイクルが乱れたままだと、体も壊れるし、精神的にも沈みやすくなる。だから、僕は朝ごはんで体内時計をリセットするようにしているんです。締め切りが終わった日は早めに就寝して、翌朝は気分転換もかねて料理を作って食べ、朝型のサイクルに戻します」

晴れた日は自宅のテラスで朝日を浴びながら食べることもあるという。今回紹介してくれた朝食メニューも、締め切りが終わったオフの日に作ったもの。どうやら、執筆に集中している時は全エネルギーを作品に注ぎ、オフの日はしっかり朝食を摂って身体をリセットする、というのが真鍋さんのスタイルのようだ。

「僕と同年代ぐらいの人は、仕事で無理を重ねた結果、身体に変調をきたすことも多いようです。幸い、僕は今のところ体調をくずすことはめったにありません。やはり、時間がなくとも、できる範囲で食事に気を使うことが大切だと思います」

どうせ夜型の生活だからと、朝食を疎かにしていることはないだろうか? 実は、忙しく不規則な生活をおくる人こそ、朝の食事には気を使うべきなのかもしれない。

■真鍋昌平さんの朝食データ
・1週間のうち朝食を摂るのは何日? 「締め切り日によるので本当にバラバラ」
・朝ごはんの準備にかけている時間は? 「作るなら20分ぐらい」
・コンディションを整えるために朝食で必ず摂るものは? 「トマト」
・朝ごはんを作るコツは? 「目玉焼きでも立派な料理、できるものから作ってみては」

(松原麻依/清談社)

連載第1回は、生放送前に忙しい朝を過ごす「谷岡慎一アナウンサー」。
来週は、JALパイロットの朝ごはんを紹介します。

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