アテネに負けず甲子園も熱い!

ハッスルポーズも禁止高校野球独特の厳しい“掟”

2004.08.19 THU

高校球児はハッスルポーズ禁止。そんなニュースが先ごろ話題となった。正確には従来からある三塁コーチとのハイタッチ禁止などと同様、高野連(高校野球連盟)がいうところの注意すべき「過度なガッツポーズ」の一つ、と認識するということである。
「高校生はプロではない」「高校野球は教育の一環である」。そう声高に叫ぶ高野連は、華美な道具、商業的な要素が絡む事柄やハメを外した行動に厳しい。その結果、ハッスル禁止のような高校野球独特のルールが生まれてきたりする。まあ、その建前と本音、是非はひとまず置いておいて、現在、熱戦が繰り広げられている甲子園の試合を、そんな視点で眺めていると面白い。

例えばグラブひとつとっても高校野球ではカラーグラブの使用が認められていない。プロでは赤や青などのグラブを使っている選手も多いが、高校野球ではブラウンやオレンジなど革の地色が基本。唯一例外として平成7年から黒はOKとなっている。また名前や番号を刺繍することもできない。他にもダイエーのビジター用のようなツートンカラーのユニホームも禁止。プロでは主流の裾が極端に詰まったパンツも禁止。スパイクの表面は黒一色のみ、など派手な要素は徹底的に除かれている。特に各メーカーの商標、マークの規定は驚きの細かさ。グラブの場合は大きさは縦4cm、横7cm以内。表示場所は背帯あるいはそこに近い部分、または親指のつけ根部分のうちのいずれか1カ所となっている。

さて、そんなふうに夏の甲子園で選手の道具を見ていると、カタログに記載されていない商品が稀にあったりする。その場合、たいていは来春の新製品だと思っていい。甲子園出場が決まった選手にはメーカーが新製品をモニターという名目で提供したり、先行発売をするケースがあるのだ。注目度の高い甲子園でそれを使ってくれれば、宣伝効果が高いというわけである。甲子園には汗と涙だけではなく、さまざまな思惑も埋まっているのだ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト