国内セリ市最高価格を更新!

果たして元は取れるのか?4億9000万円!の超高額馬

2004.08.26 THU

「8000万円からまいります」。この声で始まったセリは「1億5000万円!」「2億円!」と一声ごとに高騰。場内が騒然とするなか、3億、4億と価格は上がり続けたが、終止符を打ったのは「4億9000万!」の声。この間、わずか2分半だった。この値段がついたのは1頭のサラブレッド。父ダンスインザダーク、母エアグルーヴ。生後約3カ月の牡馬(オス馬)である。

これは7月12日に行われた国内最大のサラブレッドセリ市「セレクトセール」での出来事。このセリ市は毎年、超大物種牡馬サンデーサイレンス(以下、SS)の産駒(子供)が上場され高額取引馬が出るのだが、SSが死亡して今年からSS産駒が上場されないため、価格は下がると思われていた。

ところがその予想を覆す驚きの結果。従来の国内セリ市最高価格馬はバブル期の89年に3億5000万円の値がついたトウショウボーイ産駒サンゼウス。近年の高額SS産駒もこの壁を超えられなかったが、今回はそれを大幅に上回る仰天価格となった。

こんな大金で馬を買って、その馬は絶対走るのだろうか? これがそうとは限らない。前述のサンゼウスは8戦2勝に終わったし、00年に3億2000万円で取引されたSS産駒カームは中央競馬3戦未勝利のまま、地方競馬へ転出した。大赤字である。

ただ、今回落札したオーナーは超大金持ちでおなじみの株式会社VSN会長・関口房朗氏。彼にはここ一番の強さがある。フサイチコンコルドが日本ダービーを勝っただけでなく、フサイチペガサスで日本人馬主として初めてアメリカの大レース・ケンタッキーダービーまで勝った。このフサイチペガサスもセリで400万ドル(約5億6000万円)という超高額で落札された馬。しかし、引退後の種牡馬入りに際しては6000万ドル(約84億円)で売却されたといわれている。大儲けである。

今回の4億9000万ホースもこれに続くのだろうか? 06年夏以降のデビューが待ち遠しいばかりだ。

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