プーマがFIFAを訴えた!

裁判にまで発展したサッカーのユニホーム問題

2004.09.02 THU

かつてサッカー日韓W杯でノースリーブ型のユニホームの着用を禁止されたカメルーンが、再びユニホーム問題に揺れている。カメルーンのユニホームを担当しているプーマが、今年のアフリカ選手権でカメルーンが着用したワンピース型のユニホームをFIFAが禁止した措置に対し、200万ユーロ(約2億7000万円)を超える損害賠償を求め、7月28日にFIFAを提訴したのだ。

この事件、禁止の通達を受けたカメルーンは一度、予選リーグの段階でワンピース型ユニホームの使用をやめたのだが、決勝トーナメントで再び着用したことにより制裁を受けている。制裁の内容は20万スイスフラン(約1700万円)の罰金とドイツW杯予選でカメルーンが得ていた勝ち点6の剥奪という厳しいものだった。

なぜ一度引っ込めた禁止ユニホームを再び着用したかについては、カメルーンサッカー協会の腐敗がささやかれている。例えば協会幹部がユニホームを使用することでメーカーに金をせびったという説や、選手にW杯出場のボーナスを支払いたくないが故、勝ち点剥奪の罰をあらかじめ予想しW杯出場をわざと不可能にした、といった説である(それだけにカメルーン協会にとって罰金は誤算だった?)。

しかしながらFIFAも勝ち点剥奪は一種のブラフだったようで、その後「FIFA100周年の例外的恩赦」という、よくわからない理由で罰金のみを残し処分を撤回している。

ちなみにFIFAが定めるユニホームの規定は「ジャージーかシャツを着用すること」といった程度。細かい制限はなく「危険なものを身につけてはいけない」との項目が注意事項としてあるくらいだ。だからOKかNGかの判断はFIFAのサジ加減ひとつ。非常に曖昧なジャッジになる。この裁判、これからの展開が気になるが、こんなゴタゴタが度々起こるくらいなら、FIFAさん、ユニホームの規定を早急に明文化したほうがいいのでは?

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