大相撲秋場所、まもなく初日!

朝青龍に苦言もできる!?“横審”委員になるには?

2004.09.09 THU

先場所も圧倒的な強さで四場所連続優勝を果たした横綱朝青龍。しかし、優勝を決めた翌々日には、泥酔し高砂部屋の玄関ガラスを割るという大失態を引き起こした。しばらく沈静化していた“品格問題”も、秋場所後の横審(横綱審議委員会)で再熱しそうだ。横審は横綱の成績、態度いかんによっては引退勧告もでき、委員の一人に名を連ねる前巨人軍オーナーの渡辺恒雄氏も、以前、騒動を繰り返す朝青龍に苦言を呈したこともある。

現在、球団合併で揺れるプロ野球界では第三者機関の設置を求める声が上がっている。しかし、大相撲の世界では、すでに半世紀以上も前に横綱の推薦や出処進退などをより多角的に協議しようと、協会外のあらゆる分野の識者からなる外部組織、すなわち“横審”が発足している。

きっかけは1950年1月場所。当時の3横綱が揃いも揃って序盤で休場という体たらくぶりに協会は即刻「たとえ横綱といえども成績が振るわなければ大関に陥落させる」と横綱格下げ案を発表した。しかし意外にも各方面から反発に遭い、あっさり撤回。そのかわりに同年5月「横綱審議委員会」を設置し、横綱を推挙する場合は協会が委員会に諮問するよう定めた。委員会は通常、各本場所千秋楽の翌日に開催され、横綱の推薦以外にも、諸種の案件を審議し、協会に進言することもある。最近では女性初の委員である内館牧子氏が「左手で懸賞金を受け取るのはおかしい」と主張しているが、委員会に決定権はない。

委員になるための明確な基準はなく、相撲を愛好し深い理解を有する各方面の良識者から理事長が「これは」という人に声を掛け委嘱する。いわば名誉職のため、協会からの報酬はゼロとのこと。任期は2年で原則5期まで。定員は15名だが現在は10名で構成。空いているイスを相撲通として知られるデーモン小暮閣下が虎視眈々と狙っているらしく、北の湖理事長にあの手この手で接近中という噂もある。横審への関門はやはり厳しそうだ(笑)。

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