セリエA・フィオレンティーナ、大型補強!

4部リーグから奇跡の復活!ヒデ移籍先は優勝候補の大穴

2004.09.22 WED

おそらく今年の9月から、フィレンツェを訪れる日本人観光客が飛躍的に増えるだろう。中世の景観を見事なまでに保つこの都市をホームタウンとするフィオレンティーナに、中田英寿が移籍したからだ。

ビオラ(イタリア語ですみれ色の意)の愛称を持つフィオレンティーナは、2度のセリエA優勝を誇る名門として知られる。近年ではアルゼンチン代表FWバティストゥータと、ポルトガル代表MFルイ・コスタを擁した90年代中期に栄華を誇った。ACミラン、ローマ、インテル、パルマらと並んで、『ビッグ7』と呼ばれていた。

ところが、選手の移籍金や年俸の高騰でクラブの財政が圧迫され、主力選手を相次いで放出することに。これでチーム力が大幅にダウンし、3年前の01‐02シーズンにセリエBへ降格してしまう。しかも経営改善のメドがたたないことでクラブ消滅の危機にさらされ、リーグ連盟に存続を認めてもらうかわりにセリエC2(日本でいう4部)からの再出発を余儀なくされた。

しかし熱狂的なファンの後押しもあり、02‐03シーズンのセリエC2で優勝を果たす。高級靴ブランド『トッズ』を経営するデッラ・バッレが名誉会長となったことで財政基盤の安定を評価され、リーグ連盟の措置でセリエC1を飛び越えてセリエBに昇格する。そして昨シーズンはペルージャとのプレーオフを制し、見事にセリエAに返り咲いたのだった。

昇格クラブは残留を目標にするが、デッラ・バッレの鼻息は荒い。チェコ代表DFウィファルシ、スペインの新鋭FWポルティージョ、イタリアの若きエリートMFマレスカらを獲得し、一気に上位進出を目論んでいる。その中心にいるのが中田だ。かつてバッジョやルイ・コスタが着けた背番号10を背負い、クラブのシンボルとしてビオラの再起を担う。モンドニコ監督は本来のトップ下で中田を起用することを明言しており、両足付け根の痛みからの完全復帰を心待ちにしている。

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