メジャー選抜から将来の大物を探せ!

11月5日に開幕する日米野球の注目選手は?

2004.10.29 FRI

イチローのメジャー記録更新に沸き、ヤンキースの松井秀喜もプレーオフで活躍。今年から仕事場をメジャーに移した3人の選手たちもそれぞれに結果を残した。そんな04年の大リーグもプロ野球選抜が大リーグ選抜を迎えて11月5日からスタートする日米野球で年納めとなる。有名なクレメンスなど大物選手が顔を並べるが、ここはひとつ、日本ではあまり馴染みのない選手にも注目してもらいたい。

ビクター・マルチネス(25歳・インディアンス)とジョニー・エストラーダ(28歳・ブレーブス)は共に今年初めて正捕手として1年間を過ごし、オールスターにも選ばれた若手捕手だ。若手といっても2人ともプロ入り8年目。それなりの苦労と経験を重ねている。10代のころから打撃には定評があったマルチネスは昨春のキャンプで正捕手のチャンスを与えられたが守備力に合格点がもらえず、打撃では劣るバードに先発マスクを奪われてシーズンの大半をマイナーで過ごした。奮起して課題をクリアした今季は132試合でマスクを被り、バットでも23HR、108打点を稼いでチームの中心選手に成長した。エストラーダは2年前の冬、その年18勝をあげたミルウッドとのトレードでブレーブス入り。高年俸と低年俸選手のトレードはチームが年俸総額を減らすために時折行われるが、これもそう。打撃に疑問符がついていたエストラーダだが、今季、正捕手の座を与えられるとチーム最高の3割1分4厘を残し、年俸が低くても実力があることを証明した。2人とも両打ちで、ヤンキースのポサダ、レッドソックスのバリテックのようにチームを支える名捕手になる可能性は高い。

日本で超一流だった選手が大リーグでも通用するのは結果が示すとおり。トップ選手の日米格差は埋まりつつある。では、いまだ差が縮まらないものは何か? それはトップを狙う無名選手のレベルだ。そこに大リーグの層の厚さを感じることができるのではないだろうか。

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