日本にも独立プロ野球リーグが誕生!

“もう一つのプロ野球”の存在意義とは何か?

2004.10.29 FRI

元オリックス監督、石毛宏典氏が立ち上げた野球の四国独立リーグは以前から発足が噂されていたが、9月末に構想内容が明らかにされ、いよいよ活動をスタートさせる。

NPB(日本プロ野球組織)と一線を画しながら、身分はプロリーグ。香川、徳島、愛媛、高知4県に1つずつチームを置き、年間、ホーム45試合、アウェー45試合の計90試合が、4~10月にかけて行われる。

監督1人、コーチ2人、トレーナー1人、選手22人でチームを構成し、選手はプロをめざす17~24歳までをトライアウトで集める。「地元の社会人野球に属さず、元プロでもない」という制約は、石毛氏が記者会見で語った発足理由を見れば明らか。

「プロへの夢を捨てきれない、そんな若者にチャレンジする場を与えてあげたい。そして、アマチュアの新しい受け皿となって、プロ選手を輩出するようなリーグにしたいと思っています」

つまり、「受け皿」ということである。200以上あった社会人野球チームが80まで減少し、野球を続けたくても続けられない選手が急増している。その中には、社会人野球で花開いた落合博満、野茂英雄のような遅咲きタイプがいるかもしれない。石毛氏は、そういう逸材が網の目から洩れないような環境を作ろうと考えたのである。

選手の年俸は200万円程度だから、1チームで4400万円。それに監督、コーチ、トレーナーが加わるので、人件費は6000~7000万円くらいと予想される。さらに移動する際の交通費、宿泊費、食事代や、用具代、練習施設費が加算されればバカにできない資金が必要になる。

四国コカ・コーラボトリング、JR四国の支援が見込まれても、まだまだ足りない。選手がNPBに入団した場合、契約金の一部を上納する仕組みになっているので、好選手をいかに多く輩出するかがリーグ存続のためには重要である。野球王国、四国の底力に期待したい。

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