プロ野球の来シーズンはどうなる?

新規参入球団は「楽天」にて決着。だが球界再編問題はいまだ終わらず

2004.11.11 THU

11月2日、プロ野球オーナー会議にて「東北楽天ゴールデンイーグルス」(愛称・楽天イーグルス)のプロ野球新規参入が正式に決定した。これでパ・リーグは来季も従来通り6球団で運営される。現千葉ロッテが仙台を準本拠地としていた時代はあったが、完全な本拠地となると東北地方では初。仙台市民は近鉄の買収、さらには新規参入へと常に一番に声を上げ続けたライブドアへ気持ちが傾いていたようだが、新球団誕生自体へは概ね好感を持っているようである。

来季の楽天は11球団から選手を獲得できるエキスパンションドラフトではなく、合併球団の非プロテクト選手が対象の分配ドラフトで獲得した選手が中心。一場靖弘(明治大)やラミレス(ヤクルト)などの獲得へ意欲をみせているが、正直、苦戦が予想される。しかし、今年、日本ハムの北海道移転が成功を収めたように、地方本拠地は可能性に満ちている。日本ハムには新庄やプレーオフ進出という起爆剤があった。楽天もファンを引きつけさえすれば、決して先行きは暗くない。

6月の近鉄・オリックスの合併発表が発端となったプロ野球の再編問題も、現時点で、とりあえず決着した。が、再編の火種は、まだくすぶっている。同日のオーナー会議では、セ・パ交流試合、韓国、台湾、中国の優勝チームと覇を競う「アジアチャンピオンズカップ(仮)」など今後の球界活性化に期待を持てる案も議題になったが、一方でダイエーの産業再生機構活用による球団保有の問題も取り上げられた。また、一部オーナーからは12球団維持に疑問を持つ発言も出ている。今回は新規参入について一段落しただけであり、球界再編自体は、まだまだ予断を許さない状況なのだ。

今年のプロ野球は合併、再編、ストという言葉ばかりが踊り、肝心のゲームについては二の次という寂しいものだった。来年こそは純粋にペナントレースと選手の話題だけで盛り上がれることを祈りたい。

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