終盤を迎えた女子プロゴルフツアー

宮里、北田、横峯…若手女子プロが活躍する理由

2004.11.11 THU

10月30日現在、26試合中16試合。確率61.5%。これは、今年の日本の女子プロゴルフツアーの若手選手の優勝確率である。つまり3分の2近い試合で、実績の乏しい若手選手が栄冠を手にしている。

可愛くて、フレッシュで爽やか。男性ファンならずとも、こうした若手選手の活躍は一気に女子ゴルフツアーの注目度を高めた。テレビ視聴率、ギャラリー動員数など、昨年までとは比べものにならない躍進を見せている。もちろんこれに対して女子ゴルフツアー関係者は「女子プロは、ゴルフ新時代を迎えた!」と大喜びである。

そんな急速な若手台頭の背景には、ジュニア選手の育成システムが機能してきたことがある。彼女たちは早期からプロを目指し、専門のインストラクターと男子顔負けのメニューに打ち込んできた。競技人口の拡大や低年齢化によりアマチュアの競技レベルが上がったことも追い風といえる。

しかし一方違った見方が存在する。若手選手がツアーで大暴れする前の昨年までは、不動裕理の一人勝ち。しかし、この不動、残念ながら世界ではまだ結果を出せていない。若手選手も、まだ世界レベルでは闘えないのではないのか、という声である。

こうした声を払拭するには、宮里藍や北田瑠衣らが、世界のトップレベルの中で、活躍すること以外に方法はない。アメリカ女子ツアーの賞金女王に輝いた岡本綾子に肉薄するほどの実績が必要だ。その意味では、10月24日に終わったマスターズGCレディースでの宮里の優勝に、大きな期待が膨らむ。この試合世界ナンバー1の実力を持つ、カリー・ウェブが出場。宮里には国内というホームの有利さはあっても、このウェブを破って今季4勝目を上げた。来年はこの宮里を筆頭に、今年国内で活躍した若手選手が、積極的に海外の試合に挑戦を予定。アウェイでの大活躍が見られれば、まさに「日本女子プロゴルフ界の夜明け」になるのだが…。

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