大久保嘉人、スペイン移籍決定!

大久保がプレーするマジョルカってどんなチーム?

2004.12.02 THU

情熱の国スペインのリーガ・エスパニョーラに、日本でもとびきり熱い若武者が殴り込みを仕掛ける。アテネ五輪代表で11月17日のシンガポール戦で日本代表にも選ばれた、セレッソ大阪の大久保嘉人だ。日本人のスペイン行きは城彰二、西澤明訓に次いで3人目だが、21歳での移籍はもっとも若い。

大久保の新天地マジョルカは、バルセロナの東南に浮かぶ避暑地マジョルカ島をホームタウンとする。1916年に創立された歴史あるクラブ(ただし、スペインでは決して古くはないが)で、赤と黒をチームカラーとしている。

リーグ内での位置づけは中堅クラブだ。97~98シーズンに昇格してから1部をキープしているが、優勝経験はなく3位が最高。その一方でカップ戦には強く、97~98シーズンは準優勝、昨シーズンは優勝を勝ち取っている。残念ながら今シーズンは、すでに敗退しているが…。

リーグ優勝は望めないが、カップ戦なら勝てるのは、そこそこに実力のある選手がいるからだ。そのため、マジョルカで目立つ選手には移籍の道が開ける。『スペインのジダン』と呼ばれる代表MFのバレロン(デポルティーボ)、今シーズンの得点王争いをリードするエトー(バルセロナ)ら、ビッグクラブで活躍するOBは多い。

大久保にとって好都合なのは、11月に監督に就任したばかりのエクトル・クーペルが、1・5列目での起用を明言していることだ。FWより少しポジションを下げることで、持ち前のスピードとドリブル突破を発揮できる環境が整う。大久保と同じように小柄なタイプで、かつてマジョルカで活躍したイバガサ(現アトレティコ・マドリッド)のようなプレーを、クーペルは大久保に重ね合わせているのだろう。厳格な教育者タイプのクーペルと接することで“Jリーグの暴れん坊”が少しでも大人になることも期待したい。ちなみに今号の30ページにはリーガ特集あり。スペインサッカーのさらなる魅力はそちらで把握を。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト