1月31日に春のセンバツ出場校が決定

知っているようで知らない!?センバツと夏の甲子園の違い

2005.01.27 THU

1月31日に高校野球・春のセンバツの出場校が発表される。各都道府県大会で優勝した高校が出場する夏の甲子園に対し、春は「センバツ=選抜」。主催者側が選んだ高校が出場する形式のため、選考委員会があるのだ。

では選ぶ基準は何か? 結局のところは前年秋の都道府県大会で好成績を収めた高校が出場する各地区大会(北海道と東京のみ単独開催)で上位進出した高校が各地区の出場枠数に従い選出されるケースがほとんど。そのため、夏と違い同一県から複数校が出場することも可能だ。ただし、選出理由に明確な基準はなく、あくまで校風、品位、地域性(特定の都道府県に出場校が集中していないか)などを加味した実力に対する主催者側の評価次第。だから優勝校に大善戦した8強止まりの高校が、準決勝で大敗した高校よりも評価されて逆転選出、といったことも起こる。当落線上にいる高校は、当日まで安心できないのだ。

さらに近年、これまで述べてきた通称「一般枠」の出場校に加え「21世紀枠」「希望枠」「神宮大会枠」という特別枠が設けられている。神宮大会枠は各地区大会の優勝校が覇を争う明治神宮大会で優勝した高校が所属する地区の出場枠を一つ増加するもの。希望枠は神宮大会枠当該地区以外の補欠校の守備データを計算し、最も優れた高校が選ばれる。この2つに比べて「曖昧」なのが21世紀枠だ。これは恵まれない環境ながら好成績を残した、または活動が他校や地域によい影響を与えたと認められた模範校、要は「実力はやや劣るが高校野球にふさわしい活動をしている」高校が選ばれる枠(一応、各都道府県大会8強以上という実力基準は設定)。過去の選出校を見てみると、どうやら「過疎地域」「文武両道」「公立校」といったキーワードが好まれるようである。実力主義ではない点に批判の声もあるが、選ばれた球児に罪はない。枠の性格にかかわらず、出場するからには、どの高校にもいいプレーを期待したいところである。

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