2月9日にW杯最終予選開幕

謎の北朝鮮代表に挑む日本のキーマンは誰?

2005.02.03 THU

1月中旬頃から、スポーツ紙のサッカー面に「北朝鮮」の文字が載らない日はない。拉致問題と関係のないサッカーで北朝鮮が話題になるのは、もちろん理由がある。2月9日に行なわれるワールドカップ最終予選の開幕戦で、日本と北朝鮮が対戦するからだ。

北朝鮮は過去2度の予選に参加していない。最後に国際舞台に立ったのは、日本が3―0で勝利した93年の最終予選まで遡る。しかも1月中旬から中国・海南島で行なわれた合宿序盤には、徹底した取材規制がなされた。「謎のチーム」とか「ベールに包まれた」と言われたのはそのためだ。

チームは国内最強クラブの『4・25』をベースに構成される。ほぼ単独チームと言ってもいいだけに組織力や結束力は高い。だが、10年以上の空白期間は国際経験の絶対的な不足を招いている。「経験と技術は日本が上だろう」とは、日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンだ。

そこでユン・ジョンス監督は、Jリーグでプレーするアン・ヨンハッ(名古屋)とリ・ハンジェ(広島)をチームに加えた。北朝鮮国内には在日朝鮮人の代表入りに反発もあったが、1次予選終盤で彼らが大活躍したことで雑音は消え、2人のJリーガーはチームの中心となっている。

ただし、アンもリもJリーグではごく平均的なレベルでしかない。今回の最終予選進出には、対抗馬のUAEとタイの自滅というアシストもあった。「普通に戦えば3―0ぐらいの差はつく」ということで、評論家の意見は一致している。

日本のキーマンには中澤祐二と中村俊輔を指名したい。中澤が攻守にわたって制空権を握り、中村が厳しいマークをかいくぐってゴールを演出するのが、一次予選で確立した日本の勝ちパターンなのだ。

1月29日に行なわれたカザフスタンとのテストマッチでは、格下相手とはいえ4―0の快勝をあげた。「私は手の内を隠したりしない。プレーの精度をあげれば相手も阻止できない」と、ジーコ監督は仕上がりの良さに自信を深めている。

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