3月6日、オーストラリアGP決勝

今季のF1の行方を左右するレギュレーション変更とは?

2005.03.03 THU

3月6日、メルボルンで開幕する今シーズンのF1GP。既に各チームの2005年用マシンが開幕直前のテストを繰り返している。ちなみにルノーの新車はその名も「R25」!だったりするのだが、このF1のレギュレーションが今年、改正されたのをご存知だろうか? 目的は「F1のスピードダウンとコスト削減」。速さがウリのF1をあえてスピードダウン…というのは少々意外に聞こえるかもしれないが、そこにはマシンが進化し続けるF1ならではの事情がある。

巨額の資金と最新技術の粋を集めてマシンをつくり上げる現代のF1では、数年ごとに規制を強化しないとスピードが年々上がり続け、そのままでは安全性が確保できないうえ、開発コストの高騰にも歯止めが効かなくなってしまう。そこで、今年、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)は新たなレギュレーションを導入したのだが、その要点は、1.ウイングなどの空力パーツに制限を加えてマシンのスローダウンを図る 2.1基のエンジンを2戦に使用することを義務付ける 3.予選、決勝を通じて使用できるタイヤを1セットのみに制限する…の3つだ。

マシン開発のうえでは空力制限で失ったスピードを各チームがどうやって取り戻すかが最大のポイントになりそうだが、それ以上に大きな影響を与えそうなのが、エンジン台数の制限とタイヤに関する新規定。今シーズンは1基のエンジンで2戦分=約1500kmと、昨年の倍の走行距離を賄わねばならず、また、タイヤも従来のようにレース中の交換ができなくなるため、これまで以上に信頼性や耐久性が勝負の分かれ目になってくるはずだ。

とはいえ、どんなに規制を強化しても、それを乗り越え、さらなるスピードアップを実現してしまうのがF1。今年も「打倒フェラーリ」を合言葉に各チームが熾烈なマシン開発競争を繰り広げることは間違いなく、規制と技術のイタチごっこにも決して終わりはないのである…。

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