“信長の子孫”が世界ジュニアで優勝

人気・実力充実の女子に続け!男子フィギュアの巻き返し

2005.03.31 THU

フィギュアスケート世界ジュニア選手権・男子シングルで日本の織田信成が優勝したことが話題を呼んだ。その快挙に加え“織田信長の子孫”という血統。女子ばかりが目立っていたフィギュア界において、久々となる男子の明るいニュースだった。

ここ1、2年における女子フィギュア活況の一方で、男子の景気のいい話は聞こえてこなかった。先日の世界選手権でもエース・本田武史がケガで棄権(記録は不出場扱い)。高橋大輔が奮闘したが五輪出場枠2の獲得条件である10位以内に残れず、トリノ五輪の男子シングルは5大会ぶりに1人しか出場できなくなった。織田の優勝は突発的なものだったのだろうか…。

悲観することなかれ、実はそうとも言い切れない。確かにシニアでは女子の成績に及ばないが、今季、ジュニアでは男子も徐々に楽しみな素材が育っており、織田の優勝もその延長線上にある。織田は昨年の全日本ジュニア選手権の王者だが、それはショートプログラム(SP)4位からの逆転優勝。上位の差はほとんどなかったのだ。2位の岸本一美は前年の同大会覇者。SPで首位に立った南里康晴は世界からも実力が注目される存在。他にも小塚崇彦、柴田嶺らが虎視眈々とトップを狙っている。世界選手権に出場した高橋にしたってまだ19歳。織田とは1学年差だ。

キャラクターという意味でも岸本の忍者パフォーマンスの人気はなかなか。今季シニアデビューを果たしたジャニーズ事務所所属の小林一宏(バックダンサーとして紅白出場経験あり!)や柴田などルックスのいい人材も豊富(?)だ。またノービスから台頭してきた近藤琢哉は慶応義塾中等部に通う13歳。せっかくだから今後はぜひ文武両道スケーターをめざしてほしい。

男子停滞の一因は女子に比べ競争が少なかったこと。しかし、遅らばせながら男子もようやく追いついてきた格好だ。来年の男子フィギュア、ちょっと楽しみである。

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