“もうひとつのプロ野球”が開幕間近!

ユニークな方法で地元密着四国アイランドリーグの提案

2005.03.31 THU

“もうひとつのプロ野球”として注目の四国独立リーグ。リーグ名も「四国アイランドリーグ」と正式名称が決定し、4月末の開幕へ向け精力的に練習を行っている。「プロ野球をめざす若者の受け皿」として機能することを明言してきた同リーグだが、同時に「地元密着」も大きな目的。今、いろいろと斬新な提案が実行に移されようとしている。

まずスポンサー制度。四国アイランドリーグにはリーグ全体をサポートする「オフィシャルスポンサー」と地元企業がそれぞれのホームチームを支援する「チームスポンサー」の他に「ファミリースポンサー」という制度がある。これは1万円から個人でもスポンサーになれる制度。面白いのは金銭以外のサポートもOKという点だ。たとえば飲食店が「選手はライス大盛り無料」といった形で支援することも可能。一ファンでもチーム運営に参加・貢献できるとなれば応援しがいもあるだろう。

地元民とのふれあいは、選手との契約にも表れている。選手はリーグ中も週1回の野球教室参加とボランティア活動を義務づけられているが、オフの期間、地元企業に無償奉仕することも契約条件。こういった場で地元の人々と交流、そして貢献をするわけである。選手が職場の仲間になれば「今度、応援行くよ」なんてことになり、観客動員アップにもつながる可能性もある。リーグを運営するIBLJは人材派遣会社として登録する用意もあり、実現すれば選手は無償でもリーグには収益が生まれる。目的はそれだけではない。この無償奉仕には選手のセカンドキャリアに役立つように、との狙いもある。四国アイランドリーグは「若者のための」リーグ。選手のほとんどは20歳前後だ。リーグ側は「社会人としての経験は必ず野球にもつながる」とも考えている。

これらの策がすべて順調に進むかはわからない。ただ、新たな挑戦であることは確か。リーグ、選手、ファン、スポンサーのためにも成功を祈りたい。

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