プロ野球セ・パ交流戦を総括

千葉ロッテの優勝、新ヒーロー西武・中村の活躍などパに脚光

2005.06.30 THU

約1カ月半にわたって行われた、史上初のセ・パ交流戦が6月18日に全日程を終了した。

終盤戦の最大の焦点であった勝率1位争いは、パの2強の一騎打ちの末、千葉ロッテが福岡ソフトバンクを1勝差で振り切り、初代王者の栄冠と賞金5000万円を獲得。阪神、ヤクルトのセ勢が優勝戦線から脱落していくなか、同率1位(※賞金は折半)へのわずかな望みをかけた最終カードを3連勝で戦い抜き、相手方の結果待ちに持ち込んだ福岡ソフトバンクの底力はさすが。引き続きペナントレースでも、見応えある首位争いが期待できる好戦だった。

一方のセは、交流戦前までは死角はないと思われた中日がウッズ選手の10試合の出場停止が影響してか、よもやの後退。阪神、中日、ヤクルト、横浜の上位4チームのゲーム差が拮抗し、どのチームにもリーグ優勝のチャンスが芽生える展開となった。

優勝チームから選出されるMVP(賞金200万円)には、小林宏之投手が輝いた。6試合に先発して5勝無敗と本業はもとより、2本の2塁打やスクイズバントを含む10打数3安打3打点と野手顔負けのバッティングもお見事! 高校時代は5番を打った杵柄と、キャンプ中から続けてきた打撃練習が実を結んでの殊勲となった。

両リーグから1名ずつ活躍が目立った選手に贈られる「日本生命賞」(賞金100万円)も発表された。パからは、トップタイの12本塁打をマークした西武の中村剛也選手。102kgの大きな体に、好きな言葉は「おかわりッス!」という親しみやすいキャラクターで、人気も赤マル急上昇だ。セは、阪神の金本知憲選手。パの全チームから本塁打を放ち、史上4人目となる「12 球団からの本塁打」を達成。普通はセ・パ両リーグを渡り歩かなければ、ほぼ不可能に近い記録。広島→阪神とセ一筋の金本選手が成し遂げられたのも交流戦が実施されたからこそ。球界関係者、球団スタッフ、そして選手の皆さん、楽しい交流戦をありがとう。また来年も続けてね!

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