日本人メジャーリーガーの前半戦総括

1年目から健闘する井口に日本人選手の定着を感じる

2005.07.07 THU

今年も開幕から多くの話題を提供してくれた日本人メジャーリーガー。気がつけばMLBもオールスター目前。ここで日本人選手の前半戦を総括してみよう。

イチロー(マリナーズ)と松井秀喜(ヤンキース)はもはや別格。少々の不振はあるが、それでも簡単にスタメン落ちしない点を評価したい。注目は田口壮(カージナルス)だ。打撃が上昇気流に乗った6月からスタメンでも結果を残し始めている。投手では移籍直後の登板でメジャー初完封勝利を挙げた大家友和(ブルワーズ)の健闘が光る。大塚晶則(パドレス)も比較的、安定している方だろう。

一進一退、というのが長谷川滋利(マリナーズ)、高津臣吾(ホワイトソックス)、石井一久(メッツ)。200勝を達成した野茂英雄(デビルレイズ)はチーム事情による移籍の噂も。後半戦も目が離せない。

心配なのが松井稼頭央。守備のミスに打撃不振も重なり、ファンからブーイングを浴びる場面もしばしば。プレッシャーからか西武時代のような軽快さを感じられないのが残念。いっそ環境を変えた方がいいのではとさえ思えてくる。

さて、今年からMLBに挑戦した井口資仁(ホワイトソックス)、中村紀洋(ドジャース)、藪 恵壹(アスレチックス)、デニー友利(レッドソックス)はどうか。4人のなかでは井口が1歩も2歩もリード。1年目の成績としては十分、合格点だろう。思えば井口は中距離ヒッターとしてのスタイルを確立した後、バットを立てて構えるフォームから、イチローのようなバットを寝かして構えるフォームへの改造を行っていた。先に渡った日本人選手のプレーをよく参考にしたと思われる活躍ぶりは、野茂のデビューから10年経った感慨を感じさせる。要所でシブい投球を披露している藪に、マイナーで虎視眈々と昇格を狙う中村、デニーも井口に追いつけ追いこせで、より一層の活躍を期待したい。

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