“金丸ダンス”でサプライズ!?

17歳の400mチャンピオン世界陸上の秘密兵器現る!

2005.07.14 THU

陸上の日本選手権で、スーパー高校生が現れた。男子400mで優勝をさらった金丸祐三(大阪高3年)だ。予選で今季日本最高(45秒69)をマーク。決勝では、前半からグイグイ飛ばしてトップに立つと、後半は苦しさからアゴが上がった。それでも首を大きく振る独特のフォームで、五輪経験者3人を含む大学・社会人選手を振り切った。

17歳の400mチャンピオンはとにかく個性的だ。まずはフォーム。モモを高く上げるのではなく、振り戻しを意識した“すり足”に近い脚の運び。ウエイトトレーニングはほとんどせず、原始的(?)なタイヤ引きで、すり足の動きを強化した。そしてレース後半での走り。ラストはもがき苦しんで見えるが、カラダの揺さぶりと、脚の回転が絶妙にからみ合い、スピードの低下を抑えている。また、スタート前には両腕と両脚をクネクネさせる“金丸ダンス”でリラックス。世界選手権の代表に内定しているが、ヘルシンキではその珍妙な動きに観客の注目を集めることマチガイない。

その金丸、今年の夏は大忙しだ。世界選手権の直前に行われるインターハイにも、200m、400m、400mリレー、1600mリレーの4種目に出場予定。すべて「全力」疾走を誓っているのだ。8月6日にレースを終えて、7日にはヘルシンキへ飛び立つハードスケジュール。9日には400mの予選、13日には1600mリレーの予選が行われる。日程的にも400mの出場は微妙だが、昨年のアテネ五輪で史上最高の4位入賞を果たした1600mリレーでは、日本の秘密兵器として期待されている。有力選手が故障し、苦しいメンバー構成になりそうだが、金丸の大爆走があれば、メダル初獲得もあるかもしれない。

2007年には大阪で世界選手権、翌2008年には北京五輪とアジアでビッグイベントが控えており、「世界のファイナルで常連になれるように頑張ります」という金丸。日本が誇る“怪物”の世界デビュー、見逃すわけにはいかない。

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