中田英寿を越えた!? 韓国人元Jリーガー

欧州CLの活躍を手土産に朴智星がマンU入り!

2005.08.04 THU

かつてJリーガーだった韓国人選手が、あのベッカムも所属していた欧州有数のビッグクラブ、マンチェスター・ユナイテッドに入団を果たした。00年から02年まで京都サンガでプレーしていた朴 智星である。

02年の日韓W杯に21歳で出場した朴は韓国のベスト4進出に貢献。そして03年1月、オランダの名門PSVへ移籍する。W杯終了後に韓国代表監督を勇退し、同クラブの監督に就任した名将ヒディンクの誘いを受けたものだった。

入団直後は言葉や文化、サッカースタイルの違いに戸惑い、チームの内外で批判にさらされた。「ヒディンクが韓国との関係を保つための保険」と報じたメディアがあったし、「オランダでは通用しない」と断言するチームメイトもいた。実際にシーズン途中の加入だった1年目は、8試合無得点の不本意な成績に終わっている。しかし2年目から右サイドアタッカーのポジションをつかむと、徐々に本領を発揮。昨季は欧州CL準決勝のACミラン戦で得点を決め、欧州全土にその名を轟かせた。

2年前の元日に黒部光昭(現・C大阪)、松井大輔(現・ルマン)とのトライアングルで京都を天皇杯優勝に導いた男は、こうして“赤い悪魔”マンチェスター・ユナイテッドと4年契約を結ぶまでになったのだった。いまや彼は、中田英寿に比肩するアジアのトップブランドである。

欧州の各クラブはアジアを重要なマーケットと位置づけており、朴の獲得は東南アジアや日本に比べると未開拓な韓国市場を睨んだものと見られている。ただ、マンUは20回以上の視察のもとに獲得しており、戦力として評価しているのも確かだ。

ファーガソン監督は「運動量が豊富でとてもパワフルだ。両サイドでプレーでき、チームに抜群のスピードを与えてくれる」と絶賛している。朴自身も「自分の実力を証明する自信はある。韓国人がこのレベルでやれるということを示したい」と、早くも手応えをつかんでいる。

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