ヤワラちゃん妊娠でチャンス到来!

やっと陽の目を見るか、悲運の柔道家・北田佳世

2005.08.04 THU

オリンピック女子柔道金メダリスト・谷 亮子の懐妊で、来月9月8日からエジプトで開かれる柔道世界選手権女子48キロ級のポストが空いた。谷は12年かけてこの大会で6連覇を達成し、もし今年も出場して優勝するなら前人未踏の7連覇も達成したかもしれない。そんな谷の代わりに出場することになったのが、ミキハウスの北田佳世、26歳。“神”マイケル・ジョーダンさえいなければチャンピオンリングを手にすることができたNBAプレイヤーがいっぱいいるように、北田も谷さえいなければ、間違いなく柔道世界選手権、いや、オリンピックで金メダルを獲ったかもしれない。しかし、北田は残念ながらどちらのメダルも持っていない。谷がいたからだ。北田はあるスポーツ雑誌のインタビューでこう答えている。

「『オリンピックに出るか、谷 亮子に勝つかどちらか選べ』と言われたら、迷わず谷さんに勝つ方を選びます」

そう、北田は悲運の柔道家なのである。北田は谷から遅れること3年、78年和歌山県で生まれ、小学校3年から柔道を始めた。これまで谷には4戦全敗、“世界で2番目に強い”と評価されているが、02年釜山アジア大会、03年ドイツ国際大会、04年講道館杯全日本柔道選手権大会、そして、今年2月のフランス国際大会では2年連続で優勝するなど、その実力は折り紙つきだ。

「北田選手は柔軟性があって、柔道選手に珍しくケガをしないところが強み。この柔軟性から生まれた背負い投げをどこからでも仕掛けてくる」(スポーツ報知運動二部・南 公良さん)

予想外に世界選手権の出場切符を手にした北田はマスコミに対して「寝耳に水だった」と言いながらも「谷さんが北京五輪を目指すなら、私もカイロで絶対勝ってアピールしたい。谷さんよりも北田の柔道は面白いと思ってもらいたい」と意欲満々だ。「ママでも金」と夢を語った谷を止める一歩を踏み出すことができるのか、注目だ。

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