デビュー戦で活躍したみたいだけど

中村俊輔の移籍したセルティックって正直どうなの?

2005.08.25 THU


スコットランド? セルティック? 日本代表MF中村俊輔の移籍決定の報道に、首を傾げた人がいたかもしれない。イタリア、スペイン、イングランドなどに比べると、地味な印象の拭えない新天地だからだ。

12チームで構成されるスコットランドプレミアリーグのレベルは、正直言ってそれほど高くない。2、3の強豪がほぼ例外なくタイトルを分け合う意味では、オランダやポルトガルのリーグと似ている。

中村のセルティックは、リーグを代表する強豪だ。同じグラスゴーに本拠地を置くレンジャーズと人気・実力を二分する。欧州チャンピオンに輝いたことがあるスコットランド唯一のチームで(もう40年以上前のことだが)、3年前にはUEFAカップ準優勝を果たした。欧州の舞台におけるスコットランド勢はアウトサイダーだが、セルティックとレンジャーズだけは違う。

中村にはいい選択だった。前所属先のレッジーナは1部残留が目標で、中村のセンスがフルに生かされたとは言い難い。ひるがえってセルティックは、優勝を義務づけられた常勝クラブである。自分たちが主導権を握るサッカーのなかで、中村のテクニックが存分に発揮されるはずだ。

今季から采配をふるうストラカン監督は元スコットランド代表で、W杯に2度出場した技巧派のゲームメーカーだった。プレーに共通点の多い中村の、良きアドバイザーとなってくれるだろう。

合流前に行なわれたチャンピオンズリーグ予選でチームが敗れたため、ヨーロッパデビューは来季以降に持ち越しとなった。しかし国内では、これ以上ないスタートを飾った。デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、翌週には初アシストを記録したのである。

セルティックでは「25」を背負う中村。高卒ルーキーだった横浜F・マリノス入団当時と同じ背番号も、心機一転を図るアーティストにはふさわしい。 

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト