主軸で活躍中なのは中村だけじゃない

開幕戦から好調をキープするル・マン MF松井大輔に注目!

2005.09.01 THU

新シーズンの欧州サッカーでは、7つのリーグで10人の日本人がプレーする。すでに開幕したフランスのリーグ・アン(1部リーグ)では、MF松井大輔が奮闘中だ。

昨年夏のアテネ五輪でのプレーが評価され、松井は大会終了後の9月にJ2京都からル・マンへ移籍した。シーズン開幕後の加入ながらリーグ戦の3分の2以上にあたる25試合に出場し、チームの1部昇格にきっちり貢献したのだった。

リーグ・アンは欧州5大リーグのひとつに含まれるが、イタリア、イングランド、スペイン、ドイツに比べると、どうしても地味な印象は拭えない。フランス代表の主力級は数えるほどで、有名外国人を探すのも難しい。必然的にリーグのレベルは停滞気味で、昨シーズンは1試合平均の得点が過去最低となった。

しかし野心溢れる若手にとって、フランスほど魅力的なステージもない。欧州におけるリーグ・アンは、アフリカや北東欧から将来性のある選手を集め、他国のクラブに転売する中継基地のような役割を担っている。昨シーズン開幕前にマルセイユからチェルシーへ移籍したドログバは、フランス市場が送り出した最新のヒット商品だ。

松井にとっても、リーグ・アンはあくまで通過点だろう。ル・マンの目標である1部残留に力を貸せば、新たな可能性は開けてくる。マルセイユで2シーズン目を迎える中田浩二や、今季からメツに加入した 安 貞桓(前横浜M)らも、さらなるステップアップを目ざしているはずだ。

日本代表のジーコ監督も、松井には注目している。6月のFIFAコンフェデレーションズカップでの招集も検討されたが、ケガのために見送られた経緯がある。

7月31日のリーグ開幕戦で、松井は王者リヨン相手にアシストを記録した。このまま好調を維持すれば、10月の日本代表欧州遠征のメンバーに選ばれる可能性は高い。それはまた、ビッグクラブのスカウトへのアピールの機会にもなる。

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